相模原市南区麻溝台に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。園内の「樹林の広場」の一画に2本、反対側に1本の白い大きな苞葉のある花を咲かせる「ハンカチノキ」が植栽されている。4月中旬頃から咲きだし4月中旬~5月初旬にかけて枝に白い「ハンカチ」のような姿の花を咲かせる。「ハンカチノキ」の花はハナミズキのような頭状花序になり2枚の苞葉に囲まれている。その白い苞の形から「ユウレイノキ」(幽霊の木)とか「ハトノキ」(鳩の木)とも呼ばれる珍しい植物である。花弁はなくたくさんの雄花と1個の雌花が1つの球形をつくり大型の2枚の苞に抱かれるような形で開花、この2枚の大きな苞が「ハンカチ」に見立てられる。間もなく満開となると、3本のハンカチノキはまさに白いハンカチをつるし振っているかのようたような花姿となる。(2304)



