相模原市南区麻溝に市内では「クレマチス」と「アジサイ」の本数が多いことで知られる「相模原麻溝公園」はある。その「クレマチス」も数日前から少しずつ咲き出している。もう一つ春の代表花でこの季節を華やかに彩る「藤」が「グリーンタワー相模原展望塔」前の「子供広場」の一画に植栽されている。ここの藤棚には白色と紫色の二種が植栽されており紫色の藤が咲き始めている。藤は日本古来の花木で万葉集にも詠われているは春の代表花木である。藤棚に巻きつくように弦の各所に淡紫色の花を房状に垂れ下げてしなやかに優雅に枝垂れ始めている。白色はまだ蕾であるが大きく膨らんでいるのであと数日で開花すると思われる。その美しさと香りから、たおやかに咲く藤は古来から女性らしさの象徴とされている花である。古くから藤の花や葉は図案化され家紋、短歌、歌舞伎、画題として使われていてこの春季を代表的する花木の一つである。(2304)



