相模原市南区下溝に市民のオアシス的存在の「県立相模原公園」はある。当園はメタセコイア並木やハナショウブ園が有名だが、四季を通じて花が絶えない公園でもある。今、当園は桜が終焉を迎えて皆んなの花壇に植え付けられた120種のチューリップが見頃を迎えてている。昨年より本数は少ないがそれでも千株以上はある。「チューリップ」は花も葉もシンプルだが美しく、世界中で人気のある球根植物。今は1000品種が世界中で育てられている。品種は開花期の早生、中生、晩生そして原種に大別され、さらに来歴、花形と草姿などによって15系統に分類される。一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどがありそのバリエーション多くしかもどれも美しくカラフルで見惚れてしまう。チューリップと言えば日本では富山の砺波、長崎ハウステンボス、横浜である。和名は「鬱金香」(うこんこう)、学名の「tulipa」はペルシャ古語で「頭巾」を意味する「tulipan」(ツルバン)を語源とし、頭に巻くターバンとチューリップの花姿が似ていることに由来する可愛いらしい花である。(2304)








