相模原市南区麻溝台に「クレマチス」と「アジサイ」では市内最大規模(本数)を誇る「相模原麻溝公園」はある。センター広場から花の谷に下りた階段傍に一株の秋咲きの額アジサイ、遅咲きのアジサイ「ストリゴーサ」(ハイドランジア)が植栽されており今、淡紫の美しい花を披露し始めた。中国産の野生種で別名は「ヒマラヤタマアジサイ」という。装飾花は淡紫から白の4弁一重、両性花は紫でガク咲きである。葉は細く長いことから「ナガバアジサイ」とも呼ばれる。この時期にアジサイの仲間を見ることができるとはこれぞ一花一会なのかも?(2308)
相模原市新戸の霊峰「雨降山」を望む緑豊かな地に建長寺の末寺、曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」は鎮座している。創建は約700年前。本尊は釈迦如来。当寺は冬は「梅」、春は「桜」、秋は「萩」、「紅葉」と四季毎に境内は美しく彩られる。境内に入る石段の前には樹齢400年を越える古木「しばの木」が聳える。当寺は禅寺として江戸時代には「寺子屋」を開き、当地の学問の中核をなしていた。山門を抜けると正面に入り母屋造りの「本堂」、右に庫裏がある。「山門」前に美しい「竹林」があり数十本の紅白の彼岸花が咲いている。「しばの木」がある裏門の石垣に30本超えの紫紅と白色の「萩」が植栽されており今、一分咲きとなって石垣を彩り始めている。満開となると流れる滝のような萩景を創り出してくれることから新戸の唯一の「萩寺」である。(2308)