橋本市上九沢の「梅宗寺」の山門右側「大沢幼稚園」の隣に「南山古梁禅師顕彰碑」がある。「南山禅師」は江戸後期の禅僧・漢詩人。宝暦6年(1756)上九沢村名主「笹野政右衛門」の次男で9歳の時、長徳寺(上大島)で出家し、11歳の時に江戸「東禅寺」で修行する。38歳の時、仙台藩主伊達重村公より仙台瑞鳳寺14世の住職として迎えられる。54歳の折、京都妙心寺に入山し、朝廷より紫衣を賜る。帰藩後瑞鳳寺・覚範寺の両寺の住職、伊達公より顧問格として推重され、その学徳は多くの人々に尊敬されるに至る。「南山」は天保10年瑞鳳寺支院(雄心院)にて84歳で遷化した。この碑は南山禅師の遺徳を称えるため昭和37年に建碑された。碑文「天下有山水 各擅一方美 衆美帰松州 天下無山水」(天下山水あり おのおの一方の美を擅にす 衆美松州に帰し 天下山水なしれている)。凡人には難解な五言絶句である。また同じエリアには20年間相模原市長を務めた「舘盛静光」氏の胸像も建てられている。(2005)
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