港区白金台に黄檗宗山城宇治萬福寺末で江戸時代には黄檗宗の中心寺院として「一山之役寺」と呼ばれていた禅宗寺院、黄檗宗系単立寺院「紫雲山瑞聖禅寺」はある。同派の東京宗務院でもある。創建は寛文10年(1670)。開山は日本黄檗宗2代の木庵性瑫(中国僧隠元の弟子)。開基は摂津麻田藩の2代藩主「青木重兼」。 江戸名所図会によると山門・天王殿・大雄宝殿・禅堂等を備えおりかつては江戸における黄檗宗寺院の中心的存在の巨刹であった。文政年間に大規模な罹災に遭い、第二次世界大戦後に黄檗宗より独立した。本尊は南無釈迦牟尼佛。 東京メトロ南北線・都営三田線の白金台駅より南へ数分の地(八芳園隣り)に「寺号標」と黄檗様式「山門」が構えられている。右に鐘楼、その奥に右に本堂相当の堂で黄檗宗独自の様式の「大雄宝殿」(国の重要文化財に指定)がある。高輪下馬将軍として名高い薩摩藩主「島津重豪」により扁額を与えられたものである。ここにも隈研吾氏設計の「庫裏」が昨年末竣工。コの字型の回廊状に庫裡を配置して、回廊の中央には方形の池を設けたステージとなっている。寺務所の奥に「報恩堂」と「開山堂」がある。黄檗宗は江戸時代に中国から渡ってきた禅宗の一派で、その固有の建築様式には中国風味が色濃く残している。黄檗宗は小宗派で寺院自体は多くなく、墨田区の弘福寺や小平市の円成院においてもも黄檗固有の様式の堂宇を有している。当寺は山手七福神の一つ布袋尊である。(2009)
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