桜木町の紅葉坂を下った根岸線の先、ランドマークタワーの中ほどの通り沿いにある植え込みの中に黒い構造物が誰にも注目されることなく産業遺構として展示されている。圧倒的な存在感というか威圧感がある。大砲かと思いきやよく見ると本体に「CHICAGO NEWYORK」の鋳出文字、メーカーズプレートを見ると「CHICAGO PNEUMATIC TOOL CO.」製の機械と書かれている。これは横浜船渠株式会社(後の三菱重工業横浜造船所)で実際に使われていた1918年のアメリカ製で65年間も稼働していた「エアー・コンプレッサー」のようである。「エアー・コンプレッサー」は空気圧縮機で船の建造や修理に不可欠な設備。「横浜船渠株式会社」が造船事業に進出するにあたりアメリカから導入した。横浜の造船の歴史を物語る貴重な「遺産、産業遺構」である。(2204)
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