相模原市緑区川尻に上川尻、下川尻両村の鎮守社「川尻八幡宮」はある。創建は大永5年(1525)、500年に近い歴史を有する由緒ある神社である。御祭神は応神天皇。社伝によると舎人親王の子孫が奥州へ下る途中この地で病に倒れ、亡くなられたため同行者が後にこの川尻に手厚く葬り、奉戴としてきた「石清水八幡宮」の分霊をお祀りしたことが興りである。厚木城山線(508)の向原交差点より川尻&小松方向に進むと左手に「二の鳥居」が構えられている。長い参道を進むと「三の鳥居」がありその正面に「社殿」(拝殿/本殿)がある。「本殿」と春日神社の「本殿」は相模原市登録有形文化財に指定されている。昭和4年境内の北側あった「石室」からは2本の剣と36個の矢じりや土器等が発掘された。また「本殿」前には樹齢(推定500年)と言われる御神木「椎の木」の巨樹が聳えている。更にこの社には境内社が10社もある。また毎年8/27&28に開催される「川尻八幡宮の夏祭り」は歴史と伝統のまつりで「白装束に身を包んだ人々が神輿をかつぎ」町内を練り歩く様は圧巻のようで「かながわのまつり50選」の一つに選定されている。(2010)
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