伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

11センチのピンヒール

2007-12-28 22:15:50 | 小説
 見栄っ張りで人に弱みを見せたくないために友だちにも嘘ばかりついているアパレルショップ店員24歳女が、身から出た錆でショップも首になったりして追い込まれる中、6歳年下のひたむきな男子高校生の愛にほだされて素直になれて幸せをつかむというストーリーのケータイ小説。
 安月給なのにブランド品を買い続けて借金漬けになり、そのことも含めて友だちにも嘘ばかり言うわ、小金持ち男に振られても未練がましく連絡し冷たくされると高校生に電話して呼び寄せてセックスするわと、見栄えはよくても軽薄でダメな女を絵に描いたような主人公で、前半はいかにも嫌な感じ。終盤で、追い込まれて開き直り友だちに本当のことを打ち明けたところから急転直下素直になってハッピーエンドへという展開が、安直ですが、まあエンタメとしてはわかりやすくていいかというところ。
 でも借金で悩むなら、ご利用は計画的に、相談は早めに弁護士へ・・・コマーシャルでした(^^ゞ


LiLy 小学館 2007年12月1日発行
コメント
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