やりたいことがわからないと悩む若者に向けた人生論。
基本的に著者の言いたいことは、やりたいと思わなかろうがつまらないことだと感じていようが、今やっていること、今与えられている仕事、課題を全力でやれ、それにより力が付き評価も上がり、やりたいことを見つけてやり抜く力が身に付く、つまらないと思いながら人生を過ごしているとやりたいことも見つからないしやりたいと思ってもやる能力がないとあきらめることになるということ。一面の真理ではありますが、元マルクス主義者が転向してPHP研究所から出版している本だということを前提にすると、使用者に使いやすい都合のいい労働者を作り出すための奴隷の哲学とも読めてしまいます。
こうだと論じては、例外に目を配りたいからか違うことを論じという調子で、論理の運びが今ひとつスッキリしない感じがしました。連載エッセイをとりまとめて一冊にしたのかと思って読んでたら、最後に書き下ろしって書いているし。そこここに書いていること自体は、使用者に都合がいいなあとは思いつつも、わかるのですが、全体を通じると、なんかわかったようなわからないような読後感でした。
鷲田小彌太 PHP文庫 2001年5月15日発行
基本的に著者の言いたいことは、やりたいと思わなかろうがつまらないことだと感じていようが、今やっていること、今与えられている仕事、課題を全力でやれ、それにより力が付き評価も上がり、やりたいことを見つけてやり抜く力が身に付く、つまらないと思いながら人生を過ごしているとやりたいことも見つからないしやりたいと思ってもやる能力がないとあきらめることになるということ。一面の真理ではありますが、元マルクス主義者が転向してPHP研究所から出版している本だということを前提にすると、使用者に使いやすい都合のいい労働者を作り出すための奴隷の哲学とも読めてしまいます。
こうだと論じては、例外に目を配りたいからか違うことを論じという調子で、論理の運びが今ひとつスッキリしない感じがしました。連載エッセイをとりまとめて一冊にしたのかと思って読んでたら、最後に書き下ろしって書いているし。そこここに書いていること自体は、使用者に都合がいいなあとは思いつつも、わかるのですが、全体を通じると、なんかわかったようなわからないような読後感でした。
鷲田小彌太 PHP文庫 2001年5月15日発行