田舎町ブラックロックの公園に現れた記憶をなくした13歳の少女エミリーが、度々いたずらなどで警官に罰金の違反切符を切られたりしながら、記憶喪失の謎を追い、自分の祖母の宿敵と戦うというストーリーのミステリー小説。
元々はキャラクターが先に作られ、そのキャラクターを使った絵本ができ、日本ではその絵本を宇多田ヒカルが翻訳したことで売れたものが、改めて小説化されたというもの。
イラストのエミリー自身、意志の強そうな目と口が印象的なキャラで、それを反映して小説でもエミリーはとてもたくましい。記憶喪失状態で無一文で公園にいながら怖じ気づくこともなく、すぐにカフェでバイトをしながら、そのカフェの横に段ボールハウスを作って生活し始めます。そして冷静で観察力、洞察力があり、メカにめちゃくちゃ強い。
ストーリーは、アドヴェンチャー系のミステリーとして悪くはないけどすごくいいというほどでもないまぁまぁのできだと思いますけど、エミリーに加えて好奇心満々の行動的なお友達のモリー、ブラックロックの創始者エマ・ル・ストランドらの元気な女性キャラの魅力で読ませています。
原題:Emily the Strange : the Lost Days
ロブ・リーガー、ジェシカ・グルーナー 訳:西田佳子
理論社 2010年2月発行 (原書は2009年)
元々はキャラクターが先に作られ、そのキャラクターを使った絵本ができ、日本ではその絵本を宇多田ヒカルが翻訳したことで売れたものが、改めて小説化されたというもの。
イラストのエミリー自身、意志の強そうな目と口が印象的なキャラで、それを反映して小説でもエミリーはとてもたくましい。記憶喪失状態で無一文で公園にいながら怖じ気づくこともなく、すぐにカフェでバイトをしながら、そのカフェの横に段ボールハウスを作って生活し始めます。そして冷静で観察力、洞察力があり、メカにめちゃくちゃ強い。
ストーリーは、アドヴェンチャー系のミステリーとして悪くはないけどすごくいいというほどでもないまぁまぁのできだと思いますけど、エミリーに加えて好奇心満々の行動的なお友達のモリー、ブラックロックの創始者エマ・ル・ストランドらの元気な女性キャラの魅力で読ませています。
原題:Emily the Strange : the Lost Days
ロブ・リーガー、ジェシカ・グルーナー 訳:西田佳子
理論社 2010年2月発行 (原書は2009年)