異世界の大陸「エリアナン」で赤毛の双子の姉妹イサボーとイズールトを中心に魔女や反乱軍が、魔女や妖精を弾圧する謎の王妃マヤや王家と対立するティルソワレーの「光の戦団」、「薊のマルグリット」らと闘う冒険ファンタジー。
りりしく力強い魅力的な女性キャラが多数登場し、イメージとしては女性版指輪物語というところ。私にとっては、「イズールトかっこよすぎる。惚れた」という作品です。
原作は6巻組のところ、日本語版は前半3巻だけをそれぞれ上下に分けた6巻本として出版しています。そのため最後は一応大団円のようにも見えますが、よく読むといろいろと中途半端。後半は出版しないということだと日本語版の出版社の姿勢が問われるところです。
日本語版が前半だけの出版になっていることと、暴力・流血シーンが多すぎるきらいがありますが、人物造形の魅力と冒険ファンタジーとしての構想・読み味はなかなかのものです。
湿原の妖精メスマードはイメージや「死のキス」からハリー・ポッターのディメンターとの共通性を強く感じますし、透明マントが出てくるのも。出版時期を見るとメスマードはエリアナンの魔女の方が先で、透明マントはハリー・ポッターの方が先のようですが、同時期に並行して書かれた作品だけに影響し合ってるというところでしょうか。
原題:The Witches of Eileanan
ケイト・フォーサイス 訳:井辻朱美 徳間書店
魔女メガンの弟子 上 2010年12月31日発行 (原書は1997年)
魔女メガンの弟子 下 2011年1月31日発行 (原書は1997年)
黒き翼の王 上 2011年2月28日発行 (原書は1998年)
黒き翼の王 下 2011年4月30日発行 (原書は1998年)
薔薇と茨の塔 上 2011年5月31日発行 (原書は1999年)
薔薇と茨の塔 下 2011年6月30日発行 (原書は1999年)
りりしく力強い魅力的な女性キャラが多数登場し、イメージとしては女性版指輪物語というところ。私にとっては、「イズールトかっこよすぎる。惚れた」という作品です。
原作は6巻組のところ、日本語版は前半3巻だけをそれぞれ上下に分けた6巻本として出版しています。そのため最後は一応大団円のようにも見えますが、よく読むといろいろと中途半端。後半は出版しないということだと日本語版の出版社の姿勢が問われるところです。
日本語版が前半だけの出版になっていることと、暴力・流血シーンが多すぎるきらいがありますが、人物造形の魅力と冒険ファンタジーとしての構想・読み味はなかなかのものです。
湿原の妖精メスマードはイメージや「死のキス」からハリー・ポッターのディメンターとの共通性を強く感じますし、透明マントが出てくるのも。出版時期を見るとメスマードはエリアナンの魔女の方が先で、透明マントはハリー・ポッターの方が先のようですが、同時期に並行して書かれた作品だけに影響し合ってるというところでしょうか。
原題:The Witches of Eileanan
ケイト・フォーサイス 訳:井辻朱美 徳間書店
魔女メガンの弟子 上 2010年12月31日発行 (原書は1997年)
魔女メガンの弟子 下 2011年1月31日発行 (原書は1997年)
黒き翼の王 上 2011年2月28日発行 (原書は1998年)
黒き翼の王 下 2011年4月30日発行 (原書は1998年)
薔薇と茨の塔 上 2011年5月31日発行 (原書は1999年)
薔薇と茨の塔 下 2011年6月30日発行 (原書は1999年)