現代の日本においては、美人よりも「ちょいブス」の方が愛される、あるいは女性も容姿だけでは評価されなくなり、何かができることが評価される時代になっているということをテーマに、芸能ネタと著者の主観雑感を中心に時々世論調査等を取り混ぜて書き連ねた、著者の評価によれば「恋愛論エッセイ」。
「ちょいブス」というタイトルというかキャッチが全てのような本ですが、おニャン子クラブやAKB48、特に指原莉乃を代表として論じるわけですから、恋愛の「革命的変化」と呼ぶのはかなり羊頭狗肉の感があります。
本筋から外れますが、1974年生まれでこの本の発行時点で39才、自分の妻は美人とうそぶく著者が、「よほどのセックス好きや絶倫オヤジ、趣味=不倫という人ならともかく、どうせだんだんセックスをしなくなります。そもそも人生においてはセックスしない期間の方が長いのです。80年生きるとして、普通の人がセックスをするのは10代後半からせいぜい30代半ばまで。」(139ページ)なんて書いているのが驚きでした。著者自身はもう卒業/引退というのでしょうか。前日、40才の男は4分に1回セックスのことを考える、科学的なデータで実証されているなんて本(実証されているかどうかは怪しいけど)を読んだところですから、よけいビックリしたのですが。
常見陽平 宝島社新書 2013年7月24日発行
「ちょいブス」というタイトルというかキャッチが全てのような本ですが、おニャン子クラブやAKB48、特に指原莉乃を代表として論じるわけですから、恋愛の「革命的変化」と呼ぶのはかなり羊頭狗肉の感があります。
本筋から外れますが、1974年生まれでこの本の発行時点で39才、自分の妻は美人とうそぶく著者が、「よほどのセックス好きや絶倫オヤジ、趣味=不倫という人ならともかく、どうせだんだんセックスをしなくなります。そもそも人生においてはセックスしない期間の方が長いのです。80年生きるとして、普通の人がセックスをするのは10代後半からせいぜい30代半ばまで。」(139ページ)なんて書いているのが驚きでした。著者自身はもう卒業/引退というのでしょうか。前日、40才の男は4分に1回セックスのことを考える、科学的なデータで実証されているなんて本(実証されているかどうかは怪しいけど)を読んだところですから、よけいビックリしたのですが。
常見陽平 宝島社新書 2013年7月24日発行