学者である父アシュトン・ショウからサバイバル技術を仕込まれ、今はキャンピングカーで移動しながら「懸賞金ハンター」を自認して人捜しを続けるコルター・ショウが、シリコンヴァレーで行方不明となった19歳の女子学生、52歳のLGBT人権活動家のブロガー、町の駐車場で拉致された妊娠7か月半の女性の捜索を続ける一方で、15年前の父親の死の謎を追い求めるというアクション・サスペンス小説。
読みやすくページをめくる手が進む作品ですが、主人公の位置づけが「懸賞金ハンター」と言いながら懸賞金に対するこだわりがなく最初は懸賞金で生活を立てていると言っていたものの終盤で別のことで資産があることが明らかにされる、人捜しの事件をメインに据えているのにどうも父の死の謎の方が重要に見えるという点で、腰が据わらない感を持ちました。
黒ずくめの組織に注意を払いながらも作品の大部分では次々と起きる雑多な事件の解決に追われる「名探偵コナン」みたいなものでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
原題:NEVER GAME
ジェフリー・ディーヴァー 訳:池田真紀子
文春文庫 2023年11月10日発行(単行本は2020年9月、原書は2019年)
読みやすくページをめくる手が進む作品ですが、主人公の位置づけが「懸賞金ハンター」と言いながら懸賞金に対するこだわりがなく最初は懸賞金で生活を立てていると言っていたものの終盤で別のことで資産があることが明らかにされる、人捜しの事件をメインに据えているのにどうも父の死の謎の方が重要に見えるという点で、腰が据わらない感を持ちました。
黒ずくめの組織に注意を払いながらも作品の大部分では次々と起きる雑多な事件の解決に追われる「名探偵コナン」みたいなものでしょうか。
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原題:NEVER GAME
ジェフリー・ディーヴァー 訳:池田真紀子
文春文庫 2023年11月10日発行(単行本は2020年9月、原書は2019年)
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