なあむ

やどかり和尚の考えたこと

大震災7 西から東へ

2011年03月22日 20時41分15秒 | 東日本大震災

19日に戻ってから葬儀が3件あったりでPCを開く時間もありませんでした。

言いたいこと、書きたいことはたくさんあります。明日は宿用院の大般若会ですし、体力の限度もありますので、言いたいことを全部書くこともできないでいます。

さて、先のレポートに書いたように、今回の被災地は非常に縦長であるため、南から北への支援は南高北低になりがちです。ガソリンの問題もあり、南北公平な支援は難しいと考えています。そこで重要になってくるのは、西から東への横の支援です。山形秋田が頑張る出番です。

物資は被災地まで届いているようですが、電話がほとんど使えないために横の連絡が悪く、物資分配の偏り、支援の偏りもでてきています。

報道されているような大きな避難所だけでなく、地名もあがってこない隠れた被災地への細かなリサーチと支援が早急に必要だと思っています。

大槌町吉里吉里地区では、線路を境に下地区が津波で壊滅し、無事だった上地区の住民が下地区の被災者を自宅で受け入れていました。その数1200名。

避難所ではないので支援物資の配布はありません。地区の寺である吉祥寺さんに150名が避難していて、そこから1200名に物資を分配していると、吉祥寺の若い住職さんは話していました。

そんな箇所が、各地にたくさんあるのだと想像します。

細かなニーズ調査が急務だと感じる所以です。