なあむ

やどかり和尚の考えたこと

大震災21 社会の修行道場

2011年04月07日 18時52分06秒 | 東日本大震災

明日8日、日帰りで気仙沼に入ります。

永平寺を下りてきて27日から気仙沼に入っていた息子が5日に一時帰宅していましたが、また気仙沼に戻ります。

彼は、気仙沼市社協の中にできているボランティアセンターの焚き出し担当に入っています。

外からやってくる焚き出し希望のグループと、被災地のニーズをマッチングする係で、炊き出しの数とメニューを聞き、その数に合う避難所、集落を調整するという役割です。

決まってから急に来れなくなったり、メニューが豚汁だったりすると、調整するのに苦労すると言っていました。

また、炊き出しの数が500だったり1000だったりだと、どうしても大きな避難所に行ってしまうので、かえって小さな100未満の避難所、集落には行き渡らず、そういう炊き出しだといいんだけど、と、やはり、その場にいないと分からない様子が知られました。

支援物資をトラックに積んで、避難所周りをして好きなものを選んでもらう、移動スーパーなども担当のようで、それなりに責任を与えられて動いているようです。

市の職員とのやりとり、被災者とのつながり、自衛隊とも交渉があったり、いろいろな、人生の先輩方との接点をもって、勉強になっていると思われます。

明日はもう一人、舟形町の若い和尚さんも一緒に行くことになりました。社会修行の道場です。

被災者に寄り添って、慈悲心を養ってもらいたいと願います。