なあむ

やどかり和尚の考えたこと

雲水道中記ー永平寺から最上へー 33

2009年12月20日 22時12分03秒 | 雲水道中記

4月8日。

20070402 よく考えてみたら今日はお釈迦様の誕生日花まつりだった。

疲れた。疲れがたまってきた。肩が痛く、それが頭にのぼってきた。

食欲もずいぶん落ちた。体の限界だろうか。

足の調子はいいのに、頭がボーッとしている。クラクラと倒れそうだ。

マッサージでもしてもらいたい。

旅が終わるから疲れが出てきたのか、急に疲れが見えだした。足よりも上半身がつらい。

残りちょうど100キロ程。ここは鶴岡市水沢、弱気は出すまい。

この旅を振り返ってみると、人の温かさにふれることが多かった。

新潟で、わざわざ呼び止めて喜捨をくれる人二人。100円のジュースを飲んで100円払ったら100円のおひねりをくれる人。警笛を鳴らしてガンバレよと励ましてくれるトラックの運転手。遠くから姿を見つけて、農作業の途中にかぶりものをとって合掌してくれたおばさん。恥ずかしそうに手を合わせてくれた子どもたち。話を聞いて涙を流してくれたり、宿代をまけてくれたり、おにぎりをつけてくれたり。それ以外にも、こちらが気がつかないところで励ましてくれた人がいたに違いない。全て僧形のなせるわざ、尊いものだ。

今日は浩(山大農学部生のいとこ)のところ。

波渡崎~鶴岡 21㎞。


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