本日のバックグラウンドミュージックはブラームスのピアノ五重奏曲。ピアノ五重奏曲だからピアノと弦楽四重奏という編成である。しかしとても重層的で音の厚みを感じる。とはいえピアノ協奏曲のようにピアノの技巧を楽しむのではない。5つの楽器がそれぞれに特徴を出してのアンサンブルが命である。
全体で42分という長い曲であるが、第1楽章が15分以上を占めているのはバランス上好ましくないのかもしれないが、実際聴いてみるとそんなアンバランスはちっとも気にならない。ベートーベンのヴァイオリン協奏曲も第1楽章が、曲全体の55%も占めで長すぎるとの評もあるが、実際に聴いていてそんなことはまったく気にならない。それと同じだと思う。
この曲の場合、第1楽章の重奏的で華やかな気分に対して第2楽章のじっくりと聴かせる曲想がこの曲を飽きさせないポイントでもある。さらに第3楽章の軽快で印象の強い付点四分音符のリズムが曲の長さを感じさせない、飽きさせない大きな要因だと思う。
第4楽章の出だし、ポコ・ソステヌートは不思議である。何かとってつけたような曲想で、全体から浮いている。すぐにアレグロ・ノン・トロッポから始まったっていいのではないか、といつも思う。これはあくまでも私の感想。そうではないという意見も十分わからないではない。ただいえることはこのアレグロ・ノン・トロッポの部分はとても現代的な曲である。ラテン音楽を聴いているような錯覚に襲われることがある。とても不思議な楽章だといつも感じる。そして終わり方もまた突然である。
ブラームスの思いは何であったのだろうか。いつもこんなことを考えてしまう。
全体で42分という長い曲であるが、第1楽章が15分以上を占めているのはバランス上好ましくないのかもしれないが、実際聴いてみるとそんなアンバランスはちっとも気にならない。ベートーベンのヴァイオリン協奏曲も第1楽章が、曲全体の55%も占めで長すぎるとの評もあるが、実際に聴いていてそんなことはまったく気にならない。それと同じだと思う。
この曲の場合、第1楽章の重奏的で華やかな気分に対して第2楽章のじっくりと聴かせる曲想がこの曲を飽きさせないポイントでもある。さらに第3楽章の軽快で印象の強い付点四分音符のリズムが曲の長さを感じさせない、飽きさせない大きな要因だと思う。
第4楽章の出だし、ポコ・ソステヌートは不思議である。何かとってつけたような曲想で、全体から浮いている。すぐにアレグロ・ノン・トロッポから始まったっていいのではないか、といつも思う。これはあくまでも私の感想。そうではないという意見も十分わからないではない。ただいえることはこのアレグロ・ノン・トロッポの部分はとても現代的な曲である。ラテン音楽を聴いているような錯覚に襲われることがある。とても不思議な楽章だといつも感じる。そして終わり方もまた突然である。
ブラームスの思いは何であったのだろうか。いつもこんなことを考えてしまう。