Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「おのが身の闇より吠えて夜半の月」(蕪村)

2015年08月13日 23時28分49秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 この時間、「若冲と蕪村」展の図録を紐解いている。伊藤若冲の水墨画を中心に思い出しながら見ている。どの作品も魅力的である。いくつかの作品についていづれまた触れてみたいが、まだ考えはまとまらない。
 水墨画というものの魅力というものをあらためて再確認した。この「若冲と蕪村」展は私にとっては今年一番の収穫だったように思える。
 一方で、蕪村の作品も魅力的なのだが、中国を題材にした作品、特に人物については違和感が強い。人物の顔の表情があまりに現実離れしているのが気になる。



 そんなことを考えているうちに、ツイッター上で、和田周氏の「おのが身の闇より吼えて夜半の秋」(蕪村・狗子自画賛)。 人間の心の闇の深さを獣の咆吼の暗さでここまで切実に照らし出す言葉の力業(わざ)「なんて凄いんだ」と、蕪村個人を通り越して、江戸時代、それも超えてこの国の「言の葉」の力に、あらためて驚き、感動し、誇りに思う。(この自画賛のコピー、最首悟氏に示され、驚き感動して、譲り受けた)」というところにたどり着いた。そして魅力的な蕪村の画像と蕪村自身の画賛が貼り付けられていた。
 今回の「若冲と蕪村」展では展示されていなかったが、絵も句もとても魅力的である。このような俳句が蕪村によって作られていたというのも驚きである。
 しかも描かれているのは、かわいらしい丸っこい小さな犬であるところがすごい。人間、しかも年齢を重ねた大人ではなく、子どもの叫びにも「身の闇」を見出している。


 さて、横浜では、大雨・強風・雷・洪水注意報は午後には強風・雷注意報にかわり、先ほど雷注意報のみとなった。実際のところ雷の気配は感じない。
 夕方には雲は空全体の80%程となり、強い陽射しが顔をのぞかせるようになっていた。現在は雲の量は4割以下になったような気がする。専門家ではないので雲の量はあくまでも私の感覚的なものでしかないが、そんなに外れてはいないと思える。

 蝉の声は心なしか静かに聴こえる。騒音ではないが音圧レベルは下がったように思える。しかしまだ虫の声は聞こえない。



シューベルト「交響曲第7番未完成」

2015年08月13日 17時38分23秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 CDの表紙や解説では発売当時(1980年代前半)の番号第8番を使っているが、現在日本ではドイチュ目録による第7番というのが通常使われているらしい。第1番から第6番まではこれまでと変わらず完成年順に番号がふられているが、「ザ・グレート」と「未完成」はいろいろと複雑な経過がある。ここでは触れない。
 第2番、第3番は18歳の時の作品である。未完成は1822年25歳の時の作品、死の6年前である。初演の1865年まで眠っていた作品としても有名である。

 幾度かこのCDを聴いたが第2、第3番は残念ながら耳に残っていない。今回も初めて聞くようにして聴いた。確かに私がイメージしている「いかにもシューベルト」というような旋律が続く。しかしどうしても没入した李、繰り返し口ずさんだり、もう一度聞きたいという風にはならない。シューベルトの器楽曲では私はオーボエがつくるメロディーが好きである。これがシューベルトらしさということになるかもしれない。それは未完成交響曲にも当てはまるような気がする。
 未完成交響曲は学生時代から幾度も聴いていて、これは忘れようのない曲である。甘い過ぎるといわれるメロディーであるが、確かに聴いていて心地よいことは間違いがない。なぜ未完成なのか、これは謎であるらしいが、私には意外とこれが完成品として思える。二楽章の交響曲だと思っていつも聴いている。

   

横浜では大雨・雷・強風・洪水注意報

2015年08月13日 12時16分28秒 | 天気と自然災害


 朝の内雨が降っていた。想像したよりも蒸し暑さがなく、過ごしやすい。今は雨も上がり、風もなく穏やかな天候である。
 現在横浜には大雨・雷・強風・洪水注意報が出ている。三時間ごとの予報を見ても雨の予報とはなっていない。だが、全国的に天気は不安定のようである。

 本日はこれから理容店に行くことにした。といっても左右と後ろに3ミリのバリカン、他の部分はそのままといういたってシンプルな調髪である。いつも5分と少し程で終わってしまう。