

先ほどからブラームスの「弦楽四重奏曲第3番」を聴いている。演奏はプラハ弦楽四重奏団。1979年の録音と記されている。今年の2月の末にすでに取り上げている。
最初の交響曲第1番と同時期に作られ、その前年1875年42歳の時に公開されている。かなり完成度の高い曲として有名である。
私は出だしの弾む主題と第2楽章の静かな曲想が好みである。さらに第3楽章のヴィオラ協奏曲ともいうようなヴィオラに焦点を当てたことも捨てがたい。ヴィオラの魅力たっぷりである。他の楽器が弱音器をつけるという大胆な処方である。第4楽章はブラームスお得意の変奏曲。ブラームスの魅力たっぷりの曲である。第2楽章、第4楽章のヴァイオリンが美しい。