初夏の晴れやかな日、家の近くの商店の軒先では、燕の雛が飛ぶことを覚えたようだ。さかんに囀りながら、巣の近くを飛び回り、餌をねだっていた。
一番子であろう。
★子つばめや重きひびきの電車着く 久保草洋
★燕の子巣立つやこぼれなき六羽 小鮒美江
自粛でストレスが溜まるのは半分以上は政府の対応に対する怒りと呆れが原因である。主張はあろうが、隣国とまともに付き合おうとしてこなかった付けが、感染の収束を遅くしている。
マスコミも政府の姿勢の監視役を果たすことをしなくなって久しい。
与党内の動きばかりを無批判に追う報道にはあまりに危険な匂いしかしない。
もともとマスコミの図々しさ、独りよがりは鼻持ちならなかったが、批判精神を失ったらマスコミの生きる道は権力へのすり寄りによる権威化しかない。
せめて自然の移り変わりに目を凝らしながら、何とか生きながらえている。