Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

更衣、通り雨

2020年05月09日 23時07分37秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 ほんの一瞬雨が落ちてきた。家の前の路面にわずかな痕跡だけを残して雨雲は通り過ぎてくれた。
 雲の切れ目からすぐに濃い藍の空が顔を出した。しかし私の視力では星を見つけることは出来なかった。

 そろそろ半袖のポロシャツや上着が欲しくなってきた。半袖とメッシュのベストで充分である。
 本日は曇り空で風も強かった。23℃。長袖では暑く感じた。寒さを感じたときは薄い生地のウィンドブレーカーをリュックに忍ばせておけば問題はない。

★しみじみと大樹ありけり更衣   廣瀬直人

 明日は午前中は雨。予定はない。


うぐいすの声

2020年05月09日 21時08分03秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 夕方に再び住宅街を歩いてみた。再び鶯の声を聞いた。鶯の声は晴れた日の空に響くのが美しいとされるが、本日のように曇り空に響くのも悪くはない。
 湿度が低いほうが音は遠くまでとどく。だが減衰率の大きい曇り空で湿度の高い日、あるいは雨の日のほうが遠近感がはっきりして身近に聞こえるとも言えるのではないか。

★鶯のやゝはつきりと雨の中    深見けんニ
★鶯や前山いよよ雨の中      水原秋櫻子

 明日は雨模様。例年のように団地の中でも鳴いてほしいものである。


鶯の初音

2020年05月09日 16時54分02秒 | 俳句・短歌・詩等関連

曇り空のもと散歩を兼ねて買い物に同行、というよりも当然ながら荷物持ち。いつもとは反対方向の生協まで歩いた。往復8千歩ほど。

★鶯の声入れて閉ぢ夫の墓    浜上公子
★茹で青葉水に浸せる初音かな  田中公子

帰り際、住宅地の中で今年初めて鶯の声を聞いた。鋭い鳴き声が近くのマンションに響いて幾羽も鳴いているようだ。
鶯の初音は春の季語、私の感覚や体験では初夏のほうがふさわしい。