本日から読み始めようとしていた本は、「もっと知りたいゴヤ 生涯と作品」(大高保二郎・松原典子、東京美術)と、「椿の海の記」(石牟礼道子、河出書房新社)。
前者は、昨日読み終わった「スペイン美術史入門」の監修者と第2章「近世スペインの美術」の執筆者のコンビ。「近世」では「スペイン王国の成立」の1496年からフェリペ4世まで。絵画史ではバロック・ルネサンス・マニエリスムからバロック、画家としてはエル・グレコを経てベラスケスまでを扱っていた。
こちらに掲載されている作品はカラーで、大きいのでよりわかりやすい。いい復習になるはず。
石牟礼道子の「椿の海の記」はなかなか読みはじめられなかったもの。本棚に積んどくにはもったいなかった。
2冊を同時に居間のテーブルに持って行ったものの、つい寝てしまった。昨日1日家に籠ったままで本日港の見える丘公園まで出かけて日に当たったためか、気持ちよく寝息を立てていたらしい。
恥ずかしながら本日は断念して、明日から読み始めることにした。
広いところで気持ちの良い風にあたりたくなり、思い切って港の見える丘公園まででかけてみた。
みなとみらい線の終点からエレベーターで山手の外国人墓地まで行ける。バラ園は5月末日までは中には入れなかったものの、その外周園路とベンチは解放されていた。日時計の前のベンチでおにぎりの昼食をしながらしばらく陽射しに当り、港からの風にあたっていた。
近代文学館まで下りていく園路をめぐり、ベイブリッジなど本牧埠頭などを眺めて元町に降りた。帰りは中華街を経由して関内駅へ。
中華街はまだ空いている店はなく、おみやげ店がいくつか開いている程度。中華街が人とぶつからずに歩けるというのはこのような時しか経験できない。
帰宅後は、無くなった名刺を追加印刷。配布数は、退職してからも現役時代と変わらないのが不思議である。ただし現役時代は職場での名刺と組合の名刺、そして個人の住所等を入れた名刺3種類。
現在は、おもて面が住所・氏名・ブログのアドレス等で裏面に退職者会の名刺をスキャナーで取り込んで印刷している。1種類だけというのは楽である。
本日から3日間は心地よい天気が続くらしい。心地よいといっても25℃を超える夏日になるとの予報になっている。
腰の具合は朝の内は落ちついている。快調といってもいい。無理は禁物であるが、空いているならば、そして15分程度の短時間ならば電車に乗って見晴らしのいい公園にでも行きたい。海風にでもあたりたいものである。
住宅街と近くのスーパーやドラッグストアまでの散歩ばかりしていたので、広々とした空間に身を置きたくなってきた。
まもなく梅雨。雨が続くと出かけるのはさらに億劫になる。腰に用心しながら‥。杖をリュックに忍ばせて出かけるのがいいかもしれない。
用心の為とは言いながら、杖を突くことにためらいがなくなっている自分の姿は、30代・40代の頃には想像していなかった。
50歳になったばかりの頃、退院後に、生まれて初めて杖をついて団地の中、街の中を歩き、電車に乗った時の気恥ずかしさは今でも忘れられない。