先ほど夜のウォーキングに出ようとしたら強い雨が降り出した。雷注意報が亡くなったばかりなので、もう降らないと思っていた矢先であった。神奈川県の中央部を西から東に50ミリを超える雨の区域が横切って行った。私の住むところも50ミリの雨の区域に一瞬だが覆われた。
しかしレインアイよこはまがまだ点検中である。XRAINに頼るしかないが、5分のタイムラグがあり、リアルタイムとはいかない。この梅雨の時期、横浜市の災害対策の第一線の部所はどこもこのレインアイよこはまを画面に表示したまま、いろいろと対策を練っていた。
河川の水位情報などはちゃんと稼働しているので、氾濫などの対応には支障はないと思われるが、しかしこの時期に「点検中」がずっと続くというのでは、苦言も呈したくなる。
行政の担当部署だけでなく、多くの市民や企業などが活用していることを考えると、もっと移転にスムーズに対応してもらいたかった。
同じ建物の横浜都市発展記念館では、7月23日から「横浜市新市庁舎完成記念 近代横浜を掘る -洲干島から広がる都市のすがた-」が再開されるとの情報である。
横浜市立歴史博物館で開催されているはずの企画展示「明治・大正ハマの街-新市庁舎建設地・洲干島遺跡-」を明後日以降見に行きたいと思っている。
また本日は時間があまりなかったので入場しなかったけれども、新市庁舎の近くの神奈川連立博物館ではトピック展示の「二代歌川広重「諸国名所百景、第四弾」を見に行きたい。私は二代広重の作品を時々見ることがあるが、気に入っている。以前壱岐郷土館で初代と二代の同じ「壱岐志作」と題した作品を見て、気に入って二作ともポストカードを購入した。
ともに優れた作品というわけではないと思うが、初代が雪の景色、二代が多分夏の景色と対照的。構図的には私は二代の方のデフォルメに惹かれたものの、色彩は単調だと思う。初代の雪の描き方は細かいものの類型的で、画一的である。
天候次第だが、来週はこの三つの展示を楽しみにしたい。
久しぶりに晴れあがった日曜日、横浜の日本大通りにある「横浜ユーラシア文化館」に行ってみた。特別展は3階の奈良県立橿原考古学研究所付属博物館蔵品巡回特別展「しきしまの大和へ―アジア文華往来-」展。同時に2階の一部で関連展示「くらべてみよう!よこはまと大和を」が開催されている。
手の消毒と体温測定の後にようやくチケット購入。65歳以上は200円。
チラシにも掲載されている「船形埴輪」「金製垂飾付耳飾」「翡翠製合わせ勾玉」「銀象嵌三葉環頭太刀」が目当て。
船形埴輪が刳り抜き船なのか構造船なのか、という議論があったが、私には構造線のように見える。そのようにも講座で教えてもらった記憶がある。
金製の耳飾りは以前から実際に見たかったもの。想像よりも煌びやかに見えた。
勾玉がこのよに二つが連なっているのは、当初製作途中のものと思い込んでいたが、単体で見る限り二つのつながりによる構成をはじめから意図していたもののように感じた。
環頭太刀は石製のものを見た記憶があるが鉄製のものは初めて目にした。
同時開催の「くらべてみよう!よこはまと大和を」展では、栄区の公田ジョウロ塚遺跡から出土した縄文中期の土偶(?)を見たが、これは土偶というのは無理がありそう。これは土偶ではなく「顔面把手」とあくまでも素人としての私は感じた。