Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

雲の間から青空も出たが・・

2020年07月26日 22時19分47秒 | 俳句・短歌・詩等関連

      

 夕方近くになって雨が上がり明るくなった。東の空には夏の積乱雲が顔を出した。湿度も高いこともあり、夜にはまた雨が降るのではないかと不安になった。確かに西や南の空では、秋空のうろこ雲のような雲も見えるが、黒っぽく低い雨雲がまだ動いていた。16時から18時までは天気は上々で、ウォーキングには支障なかった。
 夕食後に、ドラッグストアに買い物があるというので、出かけた直後に遠くで雷が鳴り、雨が降り始めた。おさまるだろうと傘もささずにドラッグストアまでは問題なくたどり着いた。
 支払いを済ませて店を出た途端にとても明るく雷がひかり、雨が大粒になった。光ってからなるまでに10秒ほど。安全とはいえないが、思い切って走って帰った。家まで無事にたどり着いたものの、全身ずぶ濡れ。運動靴もすっかり濡れてしまった。
 帰宅後、スマホを見たら神奈川県に竜巻注意情報が出ているとのメールが届いていた。まったく気がつかなかった。
 今のところ雨はほぼやんでいる。雷鳴も聞こえなくなった。東京湾の対岸の木更津市では猛烈な雨のようだ。

 梅雨明けの雷であることを願いたい。


★夜の雲のみづみづしさや雷のあと    原 石鼎
★雷去りぬ雷のにほひの戸をひらく    篠田悌二郎
★遠雷やはづしてひかる耳かざり     木下夕爾

 第3句、何とも艶めかしい、ドラマチックな男女の逢瀬であろうか。ちょっと作りすぎとも思える。耳飾りを外す女性を持ってきただけで十二分なのだが、さらに、遠雷や、と追い打ち欠けている。切っているので、外したイヤリングがいなびかりに光ったわけではないが、これは結びつけないのが無理というもの。これ以上は言及しない方がよさそうである。

 


ススキの穂

2020年07月26日 16時05分45秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 レーダー雨量計によると、時間雨量80ミリを超える雨の区域がつい先ほど私の家の上を通過していった。確かに、ほんの一瞬だったが、確かに向かい側の号棟がほとんど見えなくなった。そのときだったのだろうか。
 朝から30ミリから50ミリの雨の区域が断続的に通過していった。その間には太陽も顔を出すこともあり、めまぐるしい変化である。そのたびにミンミンゼミも慌ただしい。鳴いたり、雨に鳴くのを遠慮したり、忙しい。

 風はそれほど強くはなく、ほぼ南風。東の空は雲の切れ目が多いが、南から低い雨雲が押し寄せてくる。
 昼過ぎから幾度か出かけようとしてそのたびに強い雨が降り、足止めを食う、ということを繰り返している。

 薄・芒は秋の季語であるが、先日薄の穂を折角見つけたので‥。



★野にありし全長を活け穂の芒      鷹羽狩行

★リヤカーにつきゆく子等や花芒     星野立子
★芒挿す光年といふ美しき距離      奥坂まや

 第3句、正しい光年の使い方である。光年とは時間の尺度ではない。距離のをあらわすのである。人は「1万光年」と聞くと、「1万年」という時間を思い浮かべる。正しくは「光が1万年かかって到達する距離」のことである。「美しい」のは「距離」ではなく言葉の響きから醸し出されるイメージと、そして「光」のイメージであろう。芒を照らす光は太陽光であるが、宇宙からの光をも反射してかがやいている芒かもしれない。
 残念ながら梅雨の最中に穂の出てしまった芒は、光を求めても叶わない。


もうススキの穂

2020年07月26日 09時41分20秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等



 早いものでもうススキの穂が出ていた。花も開いていた。

 昨日のように昼食中に突然の雨。XRAINの画面で確認すると、本日は30ミリほどの雨だった。それでも向かい側の号棟が見えづらくなった。そしてすぐに小雨になり、昨日ほどの雨量にはなっていない。

 午前中はオンライン講座。ゴンブリッチの「美術の物語」の講読。講読といっても決して新しい著作ではないので、古代の遺跡の解説も含めて新しい知見による解説も必要になる。それについても触れてもらえている。
 私は美術史を通史として読み通したり、学んだことはない。素人のわたしは好きな個人、好みの地域、惹かれた傾向については少しまとめて知識を読書で得ようとするが、それ以外についてはほとんど知らない。知識の底上げくらいはしたい。いい機会である。
 昨晩は2時半過ぎまでかかって資料と教科書を読み終わった。とても眠い。