本日の夜の音楽は、ブラームスの「ビアノ協奏曲第2番」。昨日と同じく、ピアノはクリスティアン・ツィマーマン、バースタイン指揮のウィーンフィルの演奏。チェロのソロパートはヴォルフガング・ヘルツァーと記されている。1984年の録音。こちらも52分以上と第1番と同様、大曲である。
第1楽章の出だしのホルンのわずか2小節の美しい旋律と、ピアノの掛け合いにゆったりとした時間を想定するのだが、すぐに始まるピアノソロの強奏に戸惑うっていると、どんどん曲が進んでいく。違和感にいつの間にか引き込まれてしまう。
ピアノの激しい動きは第2楽章出も続く。ヴァイオリンの単純だが美しい旋律とピアノの高麗かな激しい動きの合間の弦楽器と木管が待ち遠しいと思っているうちに、第2楽章が終わってしまう。
第3楽章ではチェロの美しい生きの長い旋律にまず引き込まれる。この楽章ではこの美しいチェロ・木管の旋律をピアノが受け継いで静かに曲が流れる。第3楽章でようやくも統一的に曲が進行するようになる。最後の約30小節は心に残る。
第4楽章も、ビアノとオーケストラが対話をしながら進行していく。少し甘いメロディーは好みが別れるかもしれない。
最新の画像[もっと見る]
-
新年を迎えて 1年前
-
謹賀新年 2年前
-
「渡辺崋山」(日曜美術館) 5年前
-
謹賀新年 5年前
-
謹賀新年 6年前
-
「ものの本質をとらえる」ということ 7年前
-
台風18号の進路が気になる 7年前
-
紅の花 8年前
-
「ゲルニカ」(宮下誠)読了 8年前
-
国立近代美術館「コレクション展」 9年前