Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

お楽しみ中の焼酎

2014年02月14日 17時33分30秒 | 料理関連&お酒
 本日は10時からみなとみらい地区で「庶民たちの平安京」の二回目の講座。お昼からは雪の中、所用があって山下公園そばの職場にいる友人に会いに出向いた。
 私の住んでいるところと違って横浜の港周辺は雪はなかなか積もらない。今回もお昼になって雪が激しくなって、ようやく歩道が白く積もり始めた。横浜駅から歩いて30分ほどの私の家の近辺は、朝家を出るときにはすでに2センチ以上は積もっていたのだが‥。
 横浜といっても南部と北部、海岸部と丘陵地、西部と東部‥、随分と様相が違う。丘陵が多く入り組んでいるためだ。隣の区でも天候は随分と違うことがあった。どちらかというと海岸部の方が雪は少ない。

 今回の雪も雪掻きの出番と思い、雪が止むのを待っているが、しばらくは降り続くとのことなので、先に楽しむことにした。宮崎の麦焼酎。同じ麦焼酎といっても壱岐の麦焼酎とはまったく違う。アクの強さで言えば壱岐だが、こちらも捨てがたい。

   

二回目の雪

2014年02月14日 16時54分06秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 前回の雪に比べて本日の雪は水気が多い。この分であれば、明日の朝に雪掻きしてもすぐに融けてくれそうだ。雪掻きのし甲斐がするかもしれない。
 この雪、いつ雨になるのか、そして明け方の気温がどのくらいになるのか、なかなか見通しが立たない。前回は夜中過ぎに若干暖かくなり、明け方にも雪は凍らず朝には太陽が出て、雪掻きが若干は楽になっていた。

               



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高湯温泉の印象

2014年02月13日 23時03分36秒 | 山行・旅行・散策
 福島市内も高湯温泉も前日からの雪ですっかり雪の中に埋もれていた。高湯温泉の宿の送迎バスを待つ間、福島駅近辺を歩いてみた。駅前は時たま訪れるままあまり変化はなかった。目についた変化は古関裕而のピアノを弾く像が新設されたこと。美味しいコーヒーを飲める喫茶店を知っていれば良かったのだが、あいにくそのような情報は持っておらず探している間にバスの時間となってしまった。
 高湯温泉は泊まるのは2回目、吾妻山に登る途中で通り過ぎたのが2度。バスで通り過ぎる時の印象は、宿が見えても外からは営業しているように見えないし、また他の温泉地のような温泉街の雰囲気もない。それがいいのだが。

                                 




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歴史博物館の連続講座終了

2014年02月13日 11時38分02秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 昨日横浜市歴史博物館の古代史と近世史、各5回の連続講座が終了した。大岡川と帷子川の二つの河口での新田開発についての近世史の講座は大変勉強になった。大岡川河口の吉田新田については以前講座を聞いたが、こちらの方がより詳細な経緯がわかったし、帷子川については恥ずかしながら初めて教わった。特に横浜道がなぜあそこから東海道と分岐して開港場に向かうのか、理由がようやくわかった。
 また開港場が当初考えられた神奈川宿から今の関内に移ったのは、攘夷派の外国人襲撃と神奈川宿が江戸に近いのを嫌ったというだけでなく、今の関内付近を干拓しつつあり外国人居留地として想定したり、それを利用した広い後背地の想定など都市的発展を見越したことも想定できるようだ。
 横浜の開港後の都市的な発展を関内・港周辺だけに限らず、近世の新田開発などによる大きな経済圏を見越した分析と解説はとても勉強になったと思う。

 私も実は横浜開港150周年事業が、港周辺の事業しかもイベントだけになったことに対してはとても違和感を感じていた。当時の中田市長の底の浅い歴史認識にも唖然としていた。私は開港によって流通が大きく変化し周辺に大きな変化を伝播させた旧道沿線の文化・物流などの歴史の掘り起し、文化遺産、民権運動、新聞史、産業史など総合的な都市の把握に基づく事業にすべきだと、何かの職員向けのアンケートで記載した覚えがある。末端の意見など反映されるべくもなかったが、今回の講義を聞いて自分の感覚にちょっとは自信をもった。
 次の200周年、私は生きていないが実り豊かで、膨大な赤字を生むだけのイベントではないことを切に願っている。政治家の自己満足に終わらせてはいけないと思う。

 古代史の講座は特に横浜に絞った内容ではなかった。しかし素人の私には初めて聞く話もあり、有意義に感じた。ただしどちらかというと私は考古学的な興味の方が強いので、そちらの講義の機会があるとうれしい。

福島県石川町の印象

2014年02月12日 21時38分48秒 | 山行・旅行・散策
 晴れたが前々日の大雪の中、石川町で午前中を過ごした。まず町立歴史民俗資料館を訪れたのだが、なんと休日にもかかわらず休館日ということでがっかり。ここで平安時代の陸奥の国石川郡の歴史、戦時中のウラン採掘の資料、自由民権運動の資料などを貰い受けようという計画がすべて無に帰した。
 町役場に戻ったが空いている様子もなく、途方にくれた。

      

 やむなく町役場の隣にある三芦(みささ)城跡と石都々古和気(いわつつこわけ)神社を訪れた。雪に埋もれた階段を雪にまみれながら登ったが、境内は雪が深くで歩き回れない。妻は賽銭箱の前でとりあえず手を合わせたようだが、高台にあるにもかかわらず石川町の全体を見渡せる展望のきくところまですらいけない始末。すべり、転びながらながらようやく長い石段を下り終えた。楽しい投降であった。
 この神社陸奥国一宮と記載されている。陸奥国一宮は塩釜にある鹽竈神社と思っていたので、帰宅後調べてみると次の4つの神社が一宮として現代まで伝わっているとのことであった。
  鹽竈神社 宮城県塩竈市
  都都古和気神社 福島県東白川郡棚倉町
  都都古別神社 福島県東白川郡棚倉町
  石都々古和気神社 福島県石川郡石川町



 駅まで戻り駅で石川町のパンフを手に入れたが、自由民権運動の先駆けともいわれるこの地方の運動の中心となった石陽社の記念碑までは雪で車も入れないとの話があり、これも断念。石陽社の思想なども知りたいと思ったが残念である。ただしネットで検索したところ「石陽社顕彰会」のホームページを見つけた。これで石川郡の自由民権運動については概略がわかるようになっている。



 戦時中のウラン採掘については歴史民俗資料館のバンフレットの最後の記載しかわからなかった。

 陸奥国の石川郡の歴史もネットのウィキペディアでの知識では陸奥石川氏の項で「永承6年(1051年)、頼遠は子の有光とともに陸奥守源頼義に従って奥州に下向、前九年の役に従軍した。厨川に戦死した頼遠に代わって有光が軍を指揮。康平6年(1063年)、有光はその軍功により従五位下安芸守に任じられ、陸奥国(後の磐城国)白河郡の地を下賜された。石川郷に三芦城を築城して居住し、それ以来石川氏を称した」との記載程度しかわからなかった。
 残念ながらどれも今一つの知識になってしまったのが残念。

 ということで、以下、幾枚かの写真とパンフのコピーで印象に変えることにした。

                        




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「カリントまんじゅう」と「豚の醍醐味」

2014年02月11日 21時57分42秒 | 山行・旅行・散策
 午後7時ころ東京駅に到着、そのまま家に直行した。幸い新幹線・東海道線の遅れはなく順調であった。

   

 まず親などへの土産は、以前も記したがさとうてるえさんご推奨の福島県石川町の「お菓子のさかい」の「カリントまんじゅう」。実は別のある友人は縁あってこの石川町をたびたび訪れ、その都度この「さかい」という喫茶店とパン・菓子販売を兼ねる店に出向く、とのことであった。この二人の友人のおすすめということで、石川町に出向いた以上訪れようということで、足を延ばした。
 石川町の街の中心部の近くにしゃれた店構えで、かなりの人が訪れている。喫茶店の雰囲気もなかなか落ち着いてゆったりとくつろげる。ソファーのようなイス、山小屋風の調度など造作も良い。和菓子から洋菓子までなかなか品ぞろえがいい。また食べなかったがパンも美味しそうである。妻は幾種類かの和菓子を購入してご満悦であった。ご推奨の店である。
 郡山駅のお土産品を販売している一角を訪れたらそこでもこの「カリント饅頭」は販売していた。しかしあの洒落た店構えを見ると一層愛着の湧くお菓子であると思う。

 石川町内と郡山市内で訪れた個所は別途報告をする予定である。

   

 夕刻に郡山駅を出発して、夕刻の空にどっしりとそびえる北方の安達太良山、そして南方に那須連山を見ながら駅弁を分けて食べた。
 この弁当、車内広報誌に記載されていたので、購入してみた。豚肉を5つの味で調理してご飯の上に載っている。1100円と少々値が張るが丁寧に作られていることは確かだ。細長い弁当箱のようだが、ボリュームは満点である。お酒を飲みながらならば、私などは二人でひとつで十分である。何し左端のベーコンなどは畳んであるのを延ばすとこの弁当箱の長さほどになる。ご飯を巻いてしまいたい衝動に駆られるし、厚みもすごい。市販のベーコンの3枚分くらいの厚みである。
 ただし駅弁として冷えたものを食べるとなるとちょっと疑問である。残念ながら豚の脂が白く固まっていて、口の中でくどい。これが少しでも暖かいととてもおいしく感じるとおもう。多少値は張っても暖かくする工夫が欲しい。仙台の牛タン弁当のように。
 また大葉二枚とカブの酢漬け二枚というのも野菜が寂しい。アスパラ1本などがどんと長いまま載っているといいと感じた。




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駅弁は「ふくのしま 豚の醍醐味」

2014年02月11日 17時37分13秒 | 山行・旅行・散策
 本日は福島県の石川町と郡山市を短時間ずつだが回った。
 特に石川町では雪と時間の関係で訪れたいところも断念。原則徒歩なのでもともと無理を承知だからやむを得ない。
 車窓から昔登った那須連山や安達太良山の美しい山容を眺め、思い出すのが楽しい。
 
 幸い東京行きの新幹線の自由席は十分ゆとりがあり、助かった。h
 訪れたところの感想は夜か明日にアップ予定。

 駅弁「ふくのしま 豚の醍醐味」1100円を購入した。

夜の露天風呂

2014年02月10日 22時52分12秒 | 山行・旅行・散策
 夜の露天風呂では雲は無かったが月と木星だけが目に付いた。塀と建物、山と東屋に遮られてしまった。それでも冷たい外気がうれしい。夕刻よりも湯の温度が少し高い。その代わり湯船の外の自然石が冷たく気持ちがいい。

 郡山からの水郡線は電化がされていないようで、電線と線路沿いの電柱等が見当たらない。しかしそのために景色が大変新鮮である。風景が広々として、せわしくなく、ゆったりとした気分になる。
 郡山からしばらくは電柱も線路脇にうるさかったが、それでも薄曇りの空のもと、柔らかい電柱の影が雪原にほんのうっすらと映り、目に心地よかった。初めて訪れるにしては緊張しなかった。電柱の影が無いことに気付いてから一層心がほぐれた。たった2泊の雪見旅行だが訪れて良かったと思った。
 帰りは時間がかかるが水戸経由の方がいいかもしれない。だが新幹線の切符も買ってあり、妻の同意は難しい。

 取り敢えず今晩は早寝。 

猫啼温泉に到着

2014年02月10日 15時10分39秒 | 山行・旅行・散策
 郡山から水郡線で磐城石川で下車。歩いて10分程で「和泉式部ゆかりの宿」と記されてある井筒屋という大きな立派な旅館に到着。一泊の値段からは想像出来ない。
 途中の幹線道路は歩道があるものの、半分は雪に埋もれたまま。人が歩かないから雪掻きはしないのか、雪掻きをしないから人が歩かないのか。20センチ以上の深さの雪には4~5人の足跡ばかり。慎重にそれをたどった。雪の翌日らしい雰囲気を味わった。
 雪を見たい、味わいたいという願望は果たせた。

 友人の話では石川町に自由民権運動の碑があるとのこと。町立歴史民俗資料館があるので明日はまずそこを訪れてみて、聞いてみようと思う。

 ここの温泉は湧出温度8℃とのこと。ずいぶん冷たい。普通湧水は15℃前後かと思っていた。珍しいような気がする。


雪見酒

2014年02月10日 04時23分24秒 | 山行・旅行・散策
 雪に覆われた雑木林というのは見ていて飽きることがない。一本一本の木に表情がある。表情が生きている。私の見た限りの、四国から東北にかけての森や林の雪景色は、木々のみずみずしい生命力を感じる。北海道の森では厳しい寒さに耐えて身を構えた強さを感じる。
 昨日見たシベリアに流刑になった画家はかの地でロシアのシンボルツリーである白樺を「死」の象徴として描いたとの解説があった。
 歴史・状況と、気候・風土の違いを痛切に感じた。

 昨日にコメントいただいた。ここでお答えを・・。
 お酒を隠し持って入ったのは、お風呂での飲酒が歓迎されないから。ガラスの器は危ないのでペットボトルに移し替えて、人が少なくなると飲む。
 昨日は初め子供がいたので飲まなかった。先客3名も子供が出ていったら、すぐにビールを、チビチビやりはじめた。私もタオル入れに隠し持ったお酒を岩陰に置いて大雪を肴に汗をいっぱい出しながら楽しんだ。
 少しぬるめの露天風呂だから出来る。時々湯から出て、のぼせない工夫が大切である。

 本日はお昼は福島市内で。何を食べようか思案中。

福島の高湯温泉

2014年02月09日 17時53分07秒 | 山行・旅行・散策
 福島市にある高湯温泉に無事着いた。福島駅で降り立ったが昨晩の降雪量で、駅前の広場で30センチほどの積雪。
 宿のバスを待って16時に旅館に到着。早速お酒を隠して露天風呂に直行。90分ほど雪見風呂で充実。幸せの極致・・
 宿の方の話では温泉街では50センチ以上降ったようだとのこと、みなさん雪の対応で苦労されたようだ。
 露天風呂のたたずまいを見て、昔来たことを思い出した。妻に「○年前に来たでしょ。覚えていたと思ってた」とおこられた。

今朝の雪掻き

2014年02月09日 10時03分36秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日記載するのを忘れたが、昨日はあの雪の中、家庭ごみの収集、郵便、新聞いづれも定時に来てくれた。とても助かる。我が家の家の前が収集場所なのだが、あの雪の中丁寧に掃除をしてくれていた。我が家に郵便も届いた。宣伝物なので特に急ぐものでもないものだったので、恐縮してしまった。

 やはり早起きは難しく、7時45分に目が覚めて、8時から20分ほど雪掻きをしたら草臥れてしまった。自分の号棟の前半分だけはスコップ二つ分の幅で道をつけた。隣の階段から若い方が出てきて雪掻きをしてくれたが、さすがに早い。若い体力に脱帽。
 昨晩の雪掻きで腕と腰の筋肉がだるくなった。お風呂で温めながら軽く揉んだりしたが、効果があったかどうかは不明。一晩寝て楽になったが、朝の雪掻きで再び腕の筋肉が痙攣を始めた。腰には鎮痛消炎剤を塗ってみた。寂しい感じがする。
 朝日が気持ちがいい。これで雪解けが加速されれば助かる。

 これから11時前に家を出て、福島の高湯温泉に向かう。福島市内は積雪が30センチを超えているとのこと。新幹線は朝早くは一部運休が出たようだが、昼間でそんな状態が続くとは思えない。たぶん大丈夫と思われる。新幹線を降りてから宿までの車の便が心配である。


今晩の雪掻きは終了

2014年02月09日 00時25分23秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 雪が止み、21時くらいからは少し雨混じりとなってきた。風は22時過ぎに弱くなった。積もった雪が水けを帯び始めたので、雪掻きのチャンスということで、22時半から1時間半実施。
 団地の周囲の公道部分の歩道と、団地内道路の階段部分に一人が歩くだけのスペースを200メートルほど確保できた。しかし雪の量が多い。かなりのアルバイトとなった。
 夜中にスコップの音が響くので、団地の中は遠慮した。朝早めに起きることが出来たら、自分の号棟の前の雪掻きをしたいが、起きられるであろうか。

 横浜市域は23時50分ごろに、大雪・暴風雪警報は解除されたようだ。現在は強風注意報のみのようだ。


「知られざるロシア・アバンギャルドの遺産」

2014年02月08日 22時32分11秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 ビデオに収録していた、「知られざるロシア・アバンギャルドの遺産 ~スターリン弾圧を生き延びた名画~」を見た。思ったより長い番組であった。国家と芸術、政治と芸術という私が学生のころ盛んにこだわった内容が、スターリン体制下の芸術に対する過酷な弾圧・政治による支配として語られている。
 日本でもあの戦争になだれ込む時期は左翼弾圧という名目で、モダニズムも含めてすべて「戦争遂行のため」という形で統制・弾圧された。ソビエトロシア時代の「労働者農民のため」という口実と同じだ。それはナチスドイツ時代も同じであった。アメリカのマッカーシズムも同じではないか。今でもそのような国家統制が当然とおこなわれている国もある。日本も、ロシアも、アメリカも同じ国家水準であったということだという教わり方もした。
 ロシアアバンギャルドについては1917年の革命で一挙に花開いたといわれている。とても豊かな表現が内包されていたといわれている。今回でも奇跡的に残されたいくつもの作品は確かに心をうつものがいくつもあった。
 同時に、その旧体制で逼塞していた新しい芸術は政治的な革命と同時に誕生したという出生ゆえに、政治に対しての距離の取り方が甘かったとも言える。それは番組の中でも指摘されていたが、彼らが「旧体制のツァーリズム、貴族文化」を政治権力が物理的に破壊することに無自覚に手を差し伸べていたということが示唆されていた。歴史の皮肉として、彼らは政治に対して無防備で無自覚であったと指摘されるほどの無垢であったのかもしれない。そしていつの間にか今度はスターリン体制という権力に、利用され、弾圧され、葬られてきた。

 しかし今の日本は、あるいは世界の大勢は芸術に対して、文化に対して寛容であり、統制はせずに手厚い保護をしているであろうか。ウズベキスタンの美術館が「国立」という名は冠していても、財政的援助はほとんど得られず、訪れる人も少ない中で独立採算制を強要されている。ソビエト崩壊は芸術の解放の反面、新たな文化の受難でもあった。
 翻って日本でも、独立採算のもと美術館をはじめ文化施設は極めて厳しい時代を迎えている。国家や行政が文化や芸術にどのようにかかわるのか、戦後始まった政治と芸術・文化の関わりあいについての根本を問う問題提起は1970年代の初めまでは熱い議論がされていた。今はそのような議論は見当たらない。あるのは「財政的効率」論ばかりになっていないだろうか。
 私自身もそんな問題提起をすっかり忘れている。この番組はそのことを思い出させてくれた。

大雪・暴風雪警報(その2)

2014年02月08日 18時53分39秒 | 日記風&ささやかな思索・批評


 横浜では積雪10センチと公表されているが、私の住む団地の周囲では15センチを超える積雪になっている。風も19メートル近い強い風が吹いた。雪が地面から吹き上げるように顔に突き刺さってくる。関東地方ではまず経験することの無い強烈な雪と風である。
 雪は22時くらいにピークを過ぎるようなことを言っていた。雪掻きはそのあたりか、明日の朝早く起きてすることになる。
 実は明日は9時から団地の管理組合の諮問機関の会議。そのあとすぐに出かけなくてはならない。福島県の高湯温泉と、福島県石川町の猫啼温泉に連泊の予約をしてある。雪が見たい、雪の温泉に浸かりたいということで先月予約したのだが、これほどひどい雪となるとは予想だにしなかった。
 明日会議終了後すぐに出かけるので、7時から8時半の間に雪掻きをせざるを得ない。朝早い時間がとても苦手なので、自信がない。

 先ほど雪掻き前にお酒を飲もうと焼酎の瓶をみたら、ほんの少ししか入っていない。あわてて近くのコンビニに焼酎を買いに出かけた。妻も昔のように雪の中を歩きたいと言い出して、ふたりで500メートルほど離れたコンビニに出かけた。合羽の上下を着て、帽子をかぶり登山用の靴を履いたが、それでもかなり寒い。風がまだ止まないので吹き溜まりは30センチ以上のところもある。さすがに朝よりも車はずっと少ない。市営バス2台とタクシー数台に出会っただけであった。おでんを少々と焼酎の4合瓶を1本。
 こんな時でもお酒を切らしたくないというのは、健康的ではないと思いながらも‥。明日から出かける準備をこれから‥