Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

猛暑にわずかに届かず

2021年08月26日 19時25分07秒 | 天気と自然災害

 16時過ぎに、どうにか退職者会ニュースの原稿が出来上がり、他の役員にメールで送信した。明日の朝までに訂正の要請があったものはそれを反映して、印刷所に送信予定。明日以降の訂正分は校正刷りが出来上がる来週後半に間に合うよう、来週早々にでも印刷所に送信予定。
 丸4日間、一応これが最速の出来上がりであろうと思う。

 出来上がってから、少しは外を歩こうとして、南側のベランダのガラス戸を開けたら、熱気が体を包み、圧倒され慌ててガラス戸を閉めた。猛暑には0.2℃ほど届かなかったものの、外はこんなに暑かったのか、という思いと、弱いながらリビングルームの冷房がちゃんと効いているのを感じた。
 陽が落ちる間際に、近くのコンビニに食材を買いにいくことを頼まれ、思い切って出かけた。往復1300歩ほどの距離があるが、少し遠回りをして倍の2700歩あまりで往復。それでもTシャツは汗にまみれた。
 携帯を見ると熱中症警戒のメールだけでなく、光化学スモッグ注意報のメールも配信されていた。これは私が出かけたときはすでに解除になっていた。

 夕食後、もう少し散歩をしてみたい。

 


「美術の物語」講読終了

2021年08月26日 19時06分09秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 午前中は、「美術の物語」の講読のオンライン講座の最終回。第28章を読んだ。先週テキストを見る余裕がなく、慌てて受講したときに、これで最後かと勘違いして、このブログにもその旨を記載してしまった。今回が最終講義であった。
 この次の講読の講座は、10月以降の予定になるらしい。引き続き受講を申し込む予定にしている。
 しかしこれだけの分厚い本を読むのは、長編の小説を読む以外あまり機会はない。いい機会をつくってもらったと思う。
 なかなか独創的というか、不思議な発想力というか、目から鱗という箇所もあったが、首を少々傾げるところもあった。特に東洋美術やイスラムの美術については、頷ける指摘もあるが、例証も限られ、おおいに議論があると思う。
 しかし勉強になるところは確かにあり、総じて楽しく読み終えることができた。


さっそくカジノ汚職発覚?

2021年08月25日 20時18分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 さて、夕食前にツィッターをチェックしていたら、さっそく横浜のカジノを含むIR関連で、疑惑が報道されていた。文春オンラインによると「横浜市の副市長を務める平原敏英氏(62)が、カジノIR構想への参入を狙う業者から、2016年当時、度々高級料亭で接待を受けていた」というもの。そして「容積率などに関する公表前の機密情報が漏洩されていた疑いが浮上した」と記されている。
 【⇒カジノ汚職疑惑
 もしもこの疑惑が本当であるとすれば、選挙がらみで中田市長時代に局区長レベルでの違法メール事案はあったが、副市長に及ぶ汚職は、飛鳥田市政以来初めてのことなのではないのか。
 この筆頭副市長についても「林文子市長の下で、カジノIR構想を取り仕切っていた。4人いる副市長の筆頭格であり、当時官房長官だった菅義偉首相とも携帯電話で直に連絡を取り合うホットラインを持つ人物だ。横浜市のプロパー職員で一貫して都市整備畑を歩み、課長時代に菅氏に見出され、“菅人事”により2016年4月に副市長に昇りつめたとされる」と記されている。まさしく中央政界とのつながりのなかで、今の自民党政権のやり方そのものを横浜でも実践していたことになる。
 横浜市に籍をおいていた私にとっては到底信じられない事態である。またそのようなことがまかり通っていることに愕然としている。

 実は市長選での林前市長の日曜日夜の敗戦の弁が「コロナ禍でカジノの説明が市民に対して十分にできなかった」と述べていたのに私は怒りを覚えた。
 市長の役割は、安心・安全な市民生活の確保が前提である。そのために多くの職員は第一線で災害対応や疫病対策、都市基盤整備に邁進しているのである。コロナ禍が原因でカジノの説明が出来なかったという言い訳をいうということは、林市長がこの一番大事な職務を忘れているということの表明でしかないことに気が付いていないのである。
 カジノよりコロナ対策に全力で向かっていれば、「横浜だけどうして接種予約の電話もネットも繋がらないのか」という初動の躓きは避けられた可能性は極めて高い。感染者受け入れ体制や、個別接種をめぐる医師会との意思疎通の悪さ、その他コロナ対応は、政令指定都市ならではの発信力や対応が見えてこなかった。カジノよりもコロナ対策に独自の力を発揮していれば、これほどまでの票差での敗北は無かったのではないか。地方自治体の首長、しかも最大の政令市としての基本を忘れたのは、このような中央政治とのつながりがなせる業だったと私には思われる。
 新市長は大変な荷物を背負い込んでしまったが、膿は出し切らねばならない。

 このカジノに関する汚職疑惑、林市長に及ばないことはなさそうな気もする。根は深そう。とうとう安倍・菅の政治手法で、横浜市の行政まで歪められてしまった。

 


発汗は化膿止めの副作用?

2021年08月25日 19時44分09秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 抜歯前に歯茎の腫れを抑えるために歯医者でもらった化膿止めを指示通り毎食後服用していた。しかし本日気が付いたのだが、服用すると異常に汗が出る。
 汗の原因はなにかな、と先週の金曜日以降ずっと考えていたのだが、本日の朝にやっと気が付いた。体に発疹が出たり、発熱したりはしていない。朝組合の会館にニュース用の資料を探しに出向いた時に、あまりに多い発汗が気になって、いろいろと考えていみた。ようやくこの化膿止めの服用から始まっていることに気が付いた。
 気温はとても高く、アスファルトやビルのコンクリートの照り返しの他に、湿度も高かった。熱中症予防情報も配信されている。しかしこの汗はどうもそれだけでは説明はつかなかった。
 一方で、化膿止めをやめてしまうのも心配である。また他に重大な副作用が症状として出ているわけでもないので、毎食後の服用をやめ、寝る前の1錠だけにしてみることにした。

 本日仕入れた資料を活用して、これまでつくったニュースの原稿を少し修正したり、新たな記事をつくったりする作業を今晩から精力的にこなすことにした。何とか、明日夕方までに間に合わせたい。
 他の役員にも事前に見せて了承をもらわないといけない内容もある。個人でつくる新聞ではないので、どんな場合でもきちんと手順は踏む必要がある。

 


本日の作業はこれまで

2021年08月24日 21時02分50秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午前中は歯医者で抜歯後の傷の回復状況を確認、次回は来週となった。どのような治療方針とするのかは、そのときに知らせてくれる模様である。保険ですべてお願いすることにしたい。
 退職者会ニュースは、A3両面で14段のうち、9.5段が出来上がった。面積的には、2/3に相当する。残りの記事を書くには、明日組合の会館に出向いて記事のネタを少々仕入れる必要が生じた。明後日の夕方までに出来上がるように努力中だが、少々微妙。

 本日の作業はこれまで。


抜歯も体力を消耗する

2021年08月23日 22時35分43秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 奥歯の歯根を抜いて、麻酔がまだ効いているうちに組合の会館で行われている打合せに参加。話しているうちに麻酔が切れはじめ、痛みが増してきた。急いで痛み止めと化膿止めを服用した。17時まで水を飲むことは控えるよう言われていたので、そのまま飲み込んだ。抗血栓薬を毎日服用しているので、血が止まるまで医師は心配のようであった。

 帰宅後、疲れたのか、痛み止めと化膿止めの二種類の薬のためか、17時から20時過ぎまで熟睡。
 医師からは抜歯後は運動は控えるように言われていた。組合の会館までの往復、打合せ参加はあまり好ましいことでは無かったと思われる。
 本日はお粥と味噌汁とスープというほとんど流動食。歯磨もしないように言われていたので、抜歯した個所以外だけ柔らかい植毛の歯磨でそっと磨き、洗口液で濯いだ。

 二つに分かれている奥歯の歯根の半分だけを利用して被せてある歯なので、もともと無理があり、「全部抜いてしまうのはもったいないのでこの措置をしたが、そんなに長くはもたない」と言われていた。それが6年ももったのはさいわいであったと思っている。
 明日もう一度抜歯後の様子を見せに行く。明後日は朝から再度打合せ。若いころとは違い、抜歯だけでずいぶんと体に影響が出るものだと感じた。

 本日は入浴は控えるように言われているので、軽くシャワーで済ませて、就寝予定。

 


抜歯と会議の両立

2021年08月22日 23時14分16秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 明日は午後から抜歯の予定になっているが、市長選の結果を受けて、14時から組合の会館で、退職者会の打合せが急遽実施されることになった。抜歯後、すぐに駆けつけでも15時30分くらいになりそう。まだ麻酔が切れていないはずで、抜歯後の炎症もおさまってはいないと思われるが、とりあえず駆けつけて参加することにした。
 久しぶりにタクシー利用ということになりそう。

 明日からのニュースの作成にはどうしても必要な打合せでもある。止むを得ない。残念ながら、これでまた体調の回復が遅れるかもしれない。妻の怒りがもっと怖い。そして読書予定も後ろ倒しになりそう。

 


横浜に新市長誕生

2021年08月22日 21時10分49秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 夜遅くまで横浜市長選の開票速報を見ることになるかと覚悟していた。ただし意外と早く決まるという予感もしていた。いざ8時となると、即座にマスコミがこぞって当確を発表。いわゆる「ゼロ打ち」といわれる開票作業の始まる以前の当確、しかも投票が終わると同時であった。開票速報を見る必要がなくなり、明日の朝の確定得票数の発表を待つだけになった。
 実務に携わっている人間にすると、せめて開票作業が始まってからの「当確発表」としてほしいものである。それは今でも変わらない思いであるが、まあ、とりあえずはひと段落。

 これで明日から退職者会のニュースの作成がスムーズに進む。木曜日までにA3の表裏の原稿をつくることになっている。月曜の午後一番で抜歯、水曜の午前中から組合の会館で資料集め。これらの時間を合間にテレワークである。

 新しい当選者は、行政経験はない。そのほうがいい面もある。ただし現職の副市長や局区長や幹部職員に政策意図を周知し、説得し、進めていくには複数の優れたブレーンがどうしても必要である。議会の根回しの担当も必要である。
 これは推薦政党が責任をもってブレーンを紹介しなくてはならない。昔(1963年)、飛鳥田一雄市長も鳴海正泰、田村明という優れたブレーンを連れて市役所に乗り込み、市電廃止の難局を乗り切り、一万人集会や六大事業やの長期ビジョンの作成を成し遂げた。議会対策も重要である。
 この六大事業は議会も納得の上、始まった。良くも悪くも、いろいろと紆余曲折は経たものの、二代後の高秀秀信市長の時代に実を結んだ。新市長は当面のコロナ、カジノの対策に忙殺されなければならないが、同時に長期の構想力の提示も必要である。 


秋の雲を見つけた

2021年08月22日 19時26分02秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

   

 予想よりも湿度は低く、63%となっていた。雲は多かったものの、高層の雲の割合も高く、気温の割には過ごしやすかった。
 秋の気配濃厚な雲が顔を覗かせている。

 昼前までに横浜市長選の投票を妻と済ませて、のんびり昼食。
 歯茎の痛みと腫れがだいぶおさまったので、15時を過ぎて、陽が陰ったのを見計らって、横浜駅近くのいつもの喫茶店までバスを利用して出かけた。いつもならば40分ほど歩いて行くのだが、抜歯が終わって歯茎の腫れがおさまるまでは、ウォーキングは控えないといけない。

 「西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る」(伊藤友計)の第3章「西洋音楽における半音と三全音」の半分ほどを喫茶店で読み終えた。
 


虫の音と読書の秋

2021年08月21日 21時01分51秒 | 読書

 午後からはうつらうつらしながらも、何とか、読書タイム。結局本日は夜まで、どこにも出かけなかった。夜になり、妻と片道1500歩ほどの所にあるドラッグストアに、日用品の買い出しに出かけただけ。
 帰り際には秋の虫の音が美しく聞こえた。長雨の前のように夜まで蝉の声がすることはなく、控えめな秋の虫の音は、聞いていると心が落ち着く。
 残念ながら雲が多く星を見つけることは出来なかった。途中で雷注意報が解除されたメールが届いた。明日は一日中曇で本日のような天気らしいが、湿度は80%の予想で本日よりも高い。果たして横浜市長選の投票率はどうなるであろうか。



 本日までに読んだの「西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る」(伊藤友計、講談社選書メチエ)の第1章「モンテヴェルディ、1600年前後の音楽」から第2章「西洋音楽はどのように流れるのか?」まで読了。今年の秋は、読書の秋とできるか。


蝉がふたたび

2021年08月21日 13時57分38秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜市域には朝から雷注意報が出ており、弱い霧のような雨が少し降った。13時の段階で、30.5℃、湿度68%となっており、蒸し蒸しする。熱中症予防情報も配信されている。

 昨晩服用した化膿止めの効果なのか、本日は歯茎の痛みはない。熱は36℃台半ばで、以前の通常の体温よりも0.2℃ほど高いが、いわゆる平熱の範囲内。

 少し読書の意欲が湧いてきた。昼食後から「西洋音楽の正体」を再びめくっている。

 外では昨日から蝉がまたにぎやかに鳴き始めている。しかしこの長雨の直前のような騒がしいほどのにぎやかさはない。かといって夜の秋の虫の音はまだまだか弱く、ほとんど聞き取れない。


危機は政治によって増幅されて危機となる

2021年08月20日 22時34分02秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 本日は歯医者に行った以外、家の中でボーッとしていた。特に具合が悪いわけではなかったし、歯茎の腫れも消毒してもらったためか、気にならなかった。就寝前に化膿止めを服用して就寝予定。
 しかし「西洋音楽の正体」を読む気力はまだ湧いてこなかったので、「墨子」「老子」「詞花和歌集」などをめくってみたが、波長は合わない。そんなことをしているうちに時間ばかりが経ってしまい、いつの間にやら22時過ぎになっていた。残念ながら、本日はもう読書も、音楽も諦めた。

 さて、感染の急拡大で、手詰まりの政権や組織委員会・都は何をこれからやらかそうというのか。国会も開かず、都の教員委員会の多数の意見も無視して、パラリンピックも学校での集団の観戦を強引に進めるなどという愚行がまかり通っている。民主主義の最低限の手続きも無視されるようになってきた。独断専行は民主主義の破壊である。政治家がこれに手を染めてはならないことである。自然災害や疫病の流行などの危機は、政治の貧困によって増幅されて社会的危機、政治的危機に転化するらしい、その瞬間に立ち会っていると思う。

 現役ではなく、行動の範囲も限られてきた私は、とてももどかしい。


歯医者

2021年08月20日 20時16分47秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 実はこの一か月ほど奥歯が少し腫れて痛かった。足を虫に刺されて化膿した7月末の発熱の時も、抗生剤を服用しているときは痛みも腫れも引いていた。その治療がおわり、再び疼いてきた。
 昨晩もどういうわけか37℃まで体温が上がった。
 本日思い切って近くの歯医者で診てもらった。6年前にこの歯医者で歯の根を生かしてブリッジ状に被せて直してもらった。その歯の根がとうとうダメになったと言われた。レントゲンで見ると確かに周囲の歯の根よりも細くなり、心もとないほどであった。来週の月曜日に抜歯しましょう、といわれた。
 参考のために聞いたら、この程度の腫れでも発熱に繋がる可能性は否定は出来ない、という。そして月曜日までの化膿止めを処方してくれた。

 この歯医者、なかなか腕がいいと思う。今回も6年前に直したところの歯がダメになったのだが、被せているところはちゃんと歯にくっついている。以前にその他の部位で直してもらったところも、10年、20年と支障なく使えている。
 何よりも、「予約」がなくてもすぐに診てくれる。さらに次回の予約までが短い。かといって患者が少ないわけではない。高齢者向けに訪問診療もしている。いつも通っている大病院に入院しているときに、看護師の評判が良かった歯科医である。もう30年近く通っている。黙っていても保険診療で最大限のことをしてくれる。
 近くにもう一軒の歯科医院も開業している。以前にこんなことがあった。あまりに急激に歯茎が痛く腫れあがったので、本日診てもらった歯科医が休診だったこともあり、やむなくそこを訪れたことがある。しかしそこはどんなに痛いと訴えても、「一週間後」と絶対に譲らず、診てくれなかった。「もう二度とこない」と啖呵を切ってその歯科医院を出てきたことがある。

 この一週間の体調不良がこの歯の治療で改善することを願いたい。ちょっとしたことで、体調不良が続くということに、歳を感じる。月曜日まではおとなしくしてなくてはいけないようだ。


本日から「西洋音楽の正体」(伊藤友計)

2021年08月19日 20時07分22秒 | 読書

   

 本日から読み始めた本は、「西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る」(伊藤友計、講談社選書メチエ)。読みたいと思いずっと有隣堂で探していた。著者と出版社がわからず、神大の生協に注文もできなかったが、ようやくネットで調べて注文した。手に入れてから1か月は本棚の隅にしまっておいた。
 いつも楽典は挑戦するもののいつの間にか敗退・撤退を繰り返した来たので、今回も自信はないが、できるだけ読み進めたい。現在注文している本があと1週間ほどで入荷するので、それまでに読み終わりたいものである。

 


蝉の亡骸

2021年08月19日 19時19分54秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 市民病院にて忘れてしまった昨日の支払いを終え、喫茶店で一息。払うべきものを払うとホッとする。いったん横浜駅に戻り、頼まれた買い物や郵便局などにより、所用を済ませて、早めの帰宅。意外と慌ただしかった。
 本日は雨に降られることもなく、好天であった。湿度は高くなかった。気温は昼前に32℃ほどに上がり、熱中症予防のアラームも配信されている。しかしそれほど暑いとは感じなかった。

 歩くとあちこちに蝉の亡骸が転がっている。アスファルトやセメントコンクリート、あるいは玉砂利の上に転がっているとかわいそうな気持ちになる。近くに土があればそちらにそっと転がしてあげるのだが、そういう状況にないとそのままにするしかない。土に戻る、あるいは蟻などによって食物連鎖のサイクルに入るのが自然の成り行きなのだ。干からびた蝉の亡骸は目を背けたくなる。それもまた自然の成り行き、という諦めを持つしかない。