テーマは古今東西古くからある父と息子。その断絶と雪解け、強い絆。
出来すぎの感もあるが、それでも感動してしまう。
筋書きも何もないドラマだけれど、淡々とただ村を歩き写真を撮っていく。
映像と写真との相違も強く訴えているものもあり、僕自身写真の持つ強さは前前から感じ取っていた者なので、写真の素晴らしさを再認識するところとなる。
秀作。
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ヤドガリのようでいて人生をさすらう女の子の世界に少しずれがあるためか、あまり心情的に入り込めないままドラマが延々と続いていく。
最近の若者の気持ちを切り取った映画なんだろうけれど、こんなに頼りないものなのか、穿った視線もあり、どうも最後まで溶け込めなかったなあ。
こればっかりは世代の違いかなあ。
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都会での生きてゆく孤独感が染み出るように出ている。恋愛ドラマなんだけど、そのとき生きている証をやはり人間は必要とする。
セリフもかなり少ないドラマだが、それが逆に男と女の心の陰影に深く掘り下げる。しっとりとした大人のいい映画だ。
特に都会人の日常そのものを題材にしているので、親近感がある。秀作だ。
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少し見てからこれは完全B級映画だと気づく。まず、映像。色彩、全体のつくりがしゃきっとしてなく、安っぽい。5分でだれ始めるところもB級風。しかし、それを受け入れると俄然映像は面白くなる。何、批判する精神などこの映画にはまったく似つかわしくないのだ。いろんなところにB級の仕掛けもしてあり、結構笑わせる。楽しい映画であった。
俳優はエドワード・バーンズ、ベン・キングスレー という大物まで出ている。その他 . . . 本文を読む