私事でものすごく忙しく、ほとんど睡眠も取れない状態でした。
何とか終了したと思ったら東京に出張の日程が入っており、いやもう本当に疲れました。
でもせっかくの休日、世間ではお彼岸です。今年は早めに墓参りもしたので、今日は早朝から梅田に出て梅田TOHOシネマで3本映画を見る。秀作ぞろいなので、いつもやっている目をつむることは絶対避けなければならない。
まず「バンテージポント」。
これが思ったより面白く . . . 本文を読む
ガチンコの意味も知らないでこの映画を見ましたが、全くガチンコに画面を見続ける自分に気づきました。
よくある青春スポーツものなんですが、この映画の凄いところはすべてが漫画チックなのに、漫画を読んでいるように感動してしまうというところです。(原作は劇団上演だという)
何が凄いって、そりゃあ、ラストの延々と続く学祭プロレスの涙のタッグマッチでしょう。
分かっているけれども、感動が極まって涙が出放題 . . . 本文を読む
1時間半。映画にとって最良の上映時間だと実は僕は思っている。昔ゴダールもそう言っていた。人間がダレずに集中できる時間はそんなものだろう。この映画はまさにその90分でスペインでの米大統領暗殺事件の8パターンの「羅生門」をやってのける。
まさに画面に釘付けになってしまった。特に演出に派手さはないのだが、タッチは流麗だ。俳優陣もそこそこ豪華。映画人の野心さえ感じられる秀作でもある。
冒頭の中継車から . . . 本文を読む
この映画は玄人好みの映画ですね。何かを吹っ切ったときに出来る素晴らしい飛躍的な広がりと2時間ずっと緊張を強いられる映像の持続性には驚かされます。そしてその計算された映像の隅々からスタッフ・俳優たちの息遣いまで聞こえて来ます。
映画的に完成度は高いというのは言うまでもありませんが、しかしこの映画(コーエン監督のものは総じてこうですが)は観客を選ぶというか、多少観客を突き放したところがあるので、その . . . 本文を読む