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名もなき毒(2006)(宮部みゆき著)幻冬舎 75点

2008-08-08 14:12:40 | 読書遍歴
宮部みゆきの本。いつも気になって読んでしまう方だが、ここ10年ぐらいはミステリーからは遠ざかっている感がなくもない。本作もミステリーという触れ込みだが、いわゆる犯人探しからは遠い存在の小説であり、現在の恐怖すなわち人間の毒というものを描いた秀作であります。 彼女の作品のいいところは人が生き生き描かれているということだ。人物描写が本当に申し分ないほど秀逸ですばらしい。それだけでも読む価値がある。ほ . . . 本文を読む
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