セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

タルトタタンの夢(近藤 史恵)(2007 東京創元社) 75点

2009-06-26 22:31:36 | 読書遍歴
僕もフランス料理は1年に一度ぐらいしか行かないが、結構料理専門用語が頻繁に出てくる洒落た味わいの小ミステリーである。 殺人事件はないけれど、こういう日常の淡い感動もいいね。人生って、こういうところに真実があるから不思議だ。文章も読みやすく短編集だけれど宝石のような小説だ。あらゆる人に推薦したい。けれど、多少料理が好きな人のほうが読みやすいかな。という僕はまったく料理ダメだけれど、、。 . . . 本文を読む
コメント

朗読者(ベルンハルト・シュリンク/著 松永美穂/訳 2003 新潮社) 80点

2009-06-26 11:27:06 | 読書遍歴
何十年ぶりの翻訳もの読後感であります。最近はミステリーでも外国ものは読んでいなかったんです。この作品の場合、ほとんど15歳の少年と20歳ほど年上の女性との二人だけの愛の交換記のようなものなので、登場人物の名前を覚えるのが大変ということはない。 シュリンクはミステリー作家らしく急に女性が失踪するなどミステリーとしても本作は楽しめるようになっている。ネタばれになってしまうが今回のネタは「文盲」である . . . 本文を読む
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