今週は忙しくて休みは本日のみ。家でのんびりしようとも思ったが、見たい映画があり朝から家を出る。
まず難波のTOHOなんばで「シャッターアイランド」。予告編であああれこれやられたら見ないわけにはいかんでしょう。で、いつも通り監督者も分からず見ていたが、結構まともな監督ぶりにうまいなあと思う。(終わってからスコセッシ監督だと分かるが)
この映画は一応ミステリーの形式を取っているのでトリックが途中で分 . . . 本文を読む
男はつばをどこにでも吐く。言葉はすべてクソという表現を使う。いかにもチンピラ風情。しかもいつもキレている。オオカミが飢えている。遠吠えさえ聞こえてきそうだ。近づかない方がいいタイプ。そんな底辺に蠢いている男がこの映画の主人公だ。
つばを吐きかけられて少女は男にがんをつける。男は女を当然殴る。女も負けてはいない。男を殴る。面白い。緊張感が走る。真実の瞬間だ。心の想いそのものをぶつかり合う。二人は似 . . . 本文を読む
小説では自由な描き方も、映画となれば映像で説明して行くわけであるから、多少の禁じ手は必要ではないか、と私は個人的に思っている。
ネタバレです。
『シックスセンス』がどうしてもこの映画の場合連想されるが、見事騙された僕からすれば、主人公から見た映像をそのまま追っているだけだからセーフだと思える。しかし本作は真実の実映像と主人公の脳裏の映像との隔たりが明確でなく、これは観客を騙すトリック . . . 本文を読む