モト映画を見ていない僕は結構楽しめました。やはり映画は美男美女、そしてサスペンス。しゃれた脚本一つあればそれで一応成功でしょうね。思ったよりこの映画よかったです。でも一番驚いたのは【ソン・スンホン】の日本語。違和感がないほどの自然さにこの映画の格調を維持させていた。
恐らく短期間で猛勉強したんでしょう。それほど堪能な日本語だった。思ったより彼は役者本能があるんですね。見直しました。意外です。
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ああ、少年心という貴重な、けがれのない強いものを一度も持ったことのない吾輩はこの映画に乗り切れませんでした。すべりました。そしてあろうことか、この映画から大人のたくらみまで感じ取ってしまったのでした。そんな僕はこの映画を語る資格がないのかもしれません、、。
まあ、でも悪ガキというものはこういう風にして仲良くなっていくものなのだ。廊下に出された少年たちの出会いは確かに秀逸だ。最初は力任せ。強者が弱 . . . 本文を読む
お気に入りの石持の新作。前作「見えない復讐」も秀逸だったけれど、本作は本来は人民の敵である国家側の犬、番匠の素晴らしい造形力。この多大なる魅力には参りました。
何十年先の日本の未来を架空視しているが、国家による「死刑」「教育」「軍隊」「売春」「自由」についてのびのびと書かれている。すべての章が斬新で、あっという間に読んでしまいページを繰る時間も貴重で、残りが少なくなってくるとさびしくなる。こん . . . 本文を読む