セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 94本、 演劇 72本

ゴースト もういちど抱きしめたい (2010/日)(大谷太郎) 70点

2010-11-18 14:38:56 | 映画遍歴
モト映画を見ていない僕は結構楽しめました。やはり映画は美男美女、そしてサスペンス。しゃれた脚本一つあればそれで一応成功でしょうね。思ったよりこの映画よかったです。でも一番驚いたのは【ソン・スンホン】の日本語。違和感がないほどの自然さにこの映画の格調を維持させていた。

恐らく短期間で猛勉強したんでしょう。それほど堪能な日本語だった。思ったより彼は役者本能があるんですね。見直しました。意外です。

久々主演の【松嶋菜々子】。相変わらず美しく、でももうギリギリかという感じには見える。細い体に彼女の役者根性を見る。 この二人がいるだけですでに絵になっている。立ち姿も美しく、やはり【松嶋菜々子】の身長の高さがプラスしている。

相手がやはり日本人役者でなくてきりりと締まった映像になる。【ソン・スンホン】で正解。後はこのドラマを支える重鎮がいればこの映画は成功。それはまたまた【樹木希林】が演じる霊媒師で舞台を別空間に持って行く。この女優は際限というものを知らないらしい。一つの恋愛とそれを結び付ける愛の霊媒(言霊)という要素を映像に強烈に生じさせた。映画はかくして安定している。

最後の二人の「もういちど抱きしめたい」という抱擁もいいが、幼子が泣いて頼んでいた病院への彼の回帰をラストシーンに持ってくれば心地よい終わりになったのではないでしょうか、、。 でも佳作だと思います。でも不思議なことに涙は出なかったなあ。なんででしょう、、。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« リトル・ランボーズ (2007/英... | トップ | シングルマン (2009/米)(ト... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事