青春時代はみんな行き場所も居り場所もないものなんだ。J・レノンの場合は母親の愛情に飢えていたという個別の事由はあるにせよ、みんな同じように悩んでいる。それが人生の最後まで持ち越す人もいれば、この映画の主人公のように卒業できる人もいる。人さまざまだ。
映画はよくできている。演出も緻密で魅せてくれる。彼の苦しみ、悩み、心の移ろい、すべて手に取るように分かる。でも、観客からすればいつビートルズメンバー . . . 本文を読む
まあ、内容はさておきカット割りなど余韻を持たせる演出は安心できる。微風がこの不思議な町を駆け抜けている。その勢いはさわやかでいかにも水の流れのごとし。なんのてらいもなく空っぽにしている頭には心地よく通り過ぎる。
水割りだけのスナック。グラスにまず大きな氷を入れてウイスキーを注ぐ。そして水を入れる前にかき混ぜる。うーん、何か心地よい。そして女バーテンとのちょっとした会話。それは大した内容ではないが . . . 本文を読む