セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

そこのみにて光輝く (2013/日)(呉美保) 90点

2014-04-23 13:24:54 | 映画遍歴
函館とはかくも人の営みを写して哀しく美しいか、、。「海炭市叙景」と同じく、そこにある風景はバラックのような廃墟であったり、ゴミ溜めのような決して見たくないものなのに、何故かくも強く心惹かれるのだろうか、、。 見ていてずっと「ジョゼと虎と~」を考えていた。池脇千鶴が主演ということが大きいが、設定が何故か似ているような気がしていた。確かに体は少々太り始めた女の体。そしてこの体がこの映画のキーでもある . . . 本文を読む
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8月の家族たち (2013/米)(ジョン・ウェルズ) 80点

2014-04-23 11:25:21 | 映画遍歴
確かにマイク・ニコルズの「バージニア・ウルフなんかこわくない (作中で素顔で美しいと評判のリズ・テイラーが主演)」、ベルイマンの「秋のソナタ」、日本では向田邦子の「阿修羅のごとく」を足して割るとこういう作品になるのではないかな。 家族って結局血縁関係なんだからきれいごとでは済まされない。どす黒い血の匂いがするまでみんな言ったら引かない。人類って、何十万年も生きてても結局そういうものから逃れること . . . 本文を読む
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