何をって、一番驚いたのが山崎の変わり様。あの、情念をじっくり執拗に追求していた山崎が(5作程度見ているだけで決め込み過ぎかも)、まるで東京の演劇のごとく(関西演劇っぽくないという意味(何のことや?と言われそうだが))洒脱で派手やかでメジャーっぽい演劇を音楽という(山崎にとっては)珍しい手段で圧倒的に見せつける。
うーん、なんかわからないが、とにかく熱闘。こんなおじさんをいとも簡単に、自然にスタン . . . 本文を読む
思いもかけず昔懐かし名優たちが勢ぞろいしていて、その意味でも最近の映画の中でも安心できじっくり鑑賞できる魅力満載の映画でした。特に話のとっかかりがヒッチコックばりの巻き込まれ型でわくわくする。
ポルトガルでたった40年ほど前にこういう政治状態だったとはつゆ知らず、まず相変わらずの不勉強ぶりに自分自身を憐れむほど。
この映画では反体制型のレジスタンス情勢はそれほど深く描かれてはいないが、ブルジョ . . . 本文を読む