何をって、一番驚いたのが山崎の変わり様。あの、情念をじっくり執拗に追求していた山崎が(5作程度見ているだけで決め込み過ぎかも)、まるで東京の演劇のごとく(関西演劇っぽくないという意味(何のことや?と言われそうだが))洒脱で派手やかでメジャーっぽい演劇を音楽という(山崎にとっては)珍しい手段で圧倒的に見せつける。
うーん、なんかわからないが、とにかく熱闘。こんなおじさんをいとも簡単に、自然にスタンディングさせる。いや観客全員を立たせる。すごい。こんな演劇もすごいと思うが、それを山崎がやるのが僕はすごいと思う。
東京風ですが、何度も言うが、これを梅田のHEPでやっているとは到底思えないのだ。なんだか、下北辺り(本多劇場とは言わないが、ザ・スズナリ)でやっとると錯覚した。それほどいつもの、どす黒いねちねちしたものがこの劇では見事昇華している。
スーパーふぃクション、それは取りも直さず芝居のことなんだよね。芝居って、わけもわからず、理解もされず、そんな人間たちがうごめいている。だからこそ観客は何かを求めて劇場に駆けつける、、。
東京赤坂レッドシアター。僕も行ったことがあるが、ひょっとしたらHEPより小さくなかったかなあ、、。
千秋楽のこの熱い、たぎる思いを、赤阪で、東京の連中に、見せつけてやれい!
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