セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

この世にひとつの本(東京創元社 2015)(門井 慶喜 著)  80点

2016-08-03 09:49:06 | 読書遍歴
初めての作家である。モステリーという触れ込みなのだが、それらしき殺人事件が起こるわけでもない。でもこの企業がパトロンの書家が失踪するという謎解きではある。登場人物も極端に少なく、でも文章にユーモアと余裕があり、書をたしなむという本源的な魅力がこの本には備わっている。 300ページ程度の文庫本だが、普通に読んでいては2時間ぐらいで完読してしまうのではないか。それを細かく切れ飛んで3,4日かけて読む . . . 本文を読む
コメント