セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

残像 (2016/ポーランド)(アンジェイ・ワイダ)  80点

2017-06-30 20:34:16 | 映画遍歴
巨匠の遺作とやらを随分見てきた。恐らく作家は遺作なんて考えずに映画を撮っていたのであろうから、遺作なんてという括りで映画を語ることは意味のないとは分かっている。でも語りたい、のである。 90歳。体力の衰えも顕著なはず。でも映像への衰えは全く感じられない。冒頭の、丘の上に立つ教授とその教え子たちの牧歌的な美しさはみずみずしく美しい。ワイダが映像を作品の中心に据えていたことが分かる。 光と影を意識 . . . 本文を読む
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殺し屋、やってます。(石持 浅海 著) (文藝春秋 2017) 75点

2017-06-30 20:13:20 | 読書遍歴
結構好きな石持の新作だ。これが何と、殺し屋家業の話なんです。けれど暗くない。明るいわあ。人を殺して何の罪の呵責もないのが不思議ですが、まあこれは小説ですから、、。 短編集で、読みやすい。最後の章は何と自分が殺しの標的になってしまう。まあ、なかなか面白い。こんな殺し屋に彼女がいるのが不思議だ。もちろん彼女は彼氏の職業を知っている。 それほどミステリー的に過ぎれているかといえばそうでもないが、まあ . . . 本文を読む
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