地方の駅の隅にある出張所。町興しと人口の低減という問題。そこに男女の愛の迷いまでが伝染してゆく、、。
と、繊細な話なんですが、70分という短い時間に現代の地方問題とそこに住んでいる人たちの苦悩がさらりと切り取られる。女性らしい感性のセリフが続き、完成度は高い。
都会からやってくる厭らしい文化人とその妻の都会性もクローズアップされ、我々都会人もある意味非難されていることを知るのだ。秀作。 . . . 本文を読む
20人ほどの出演者。みんなを生かすのに脚本が重要だ。とある国のとある時期の目の前にある障壁である戦争という実態。現代日本人があまり実感のない戦争を捉え、若者ならではのつかの間の青春を描く。
2回目の鑑賞劇団だが、よく練習しているのがわかる。セリフのトチリはほとんどなし。この若い集団でこれは立派。今回の劇のテーマが彼らに浸透したのだろうか、100%の出来で彼らは演技する。演技がうまかろうが、下手だ . . . 本文を読む