20人ほどの出演者。みんなを生かすのに脚本が重要だ。とある国のとある時期の目の前にある障壁である戦争という実態。現代日本人があまり実感のない戦争を捉え、若者ならではのつかの間の青春を描く。
2回目の鑑賞劇団だが、よく練習しているのがわかる。セリフのトチリはほとんどなし。この若い集団でこれは立派。今回の劇のテーマが彼らに浸透したのだろうか、100%の出来で彼らは演技する。演技がうまかろうが、下手だろうが、そんなことは関係なしにスムーズに進む劇展開が心地よく、わくわくする。
この重いテーマに軽く明るい神の存在である川田氏が今回もうまい。颯爽とそよ風のように神を演技する。彼の出る場面だけが不思議と重苦しい戦争劇を軽やかにしてくれ、清涼剤となっている。相変わらず少年っぽい風貌の彼には、うっつけの役である。
でも彼の演技はいつも変幻自在だなあ、、。どうやって役作りをするのかな?
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