これは力作です。現代劇を見慣れている我々からは、こういう時代に生きていた人々がいたことをしかと思い起こさせてくれる。それは現代にも繋がっていると思う。
時代は昭和初期。嫌が応にも日本が暗闇に転がり行く時代であった。そんな時代でも、詩を書くことで生計を立てていた人たちがいたことに驚く。詩集が売れていた時代なのか、、。
16年ずっと愛していた女の夫が亡くなる。男は妻子を捨て女と再婚する。そんな自己 . . . 本文を読む
あまりスリラーが好きでないわたくしがたまたま見てしまった映画です。出だしなんかはそこそこ面白いです。映像も凝ってて美しい。これは期待させるなあ、なんて思っていたら、、。
あまり怖くないんです。ちょっとキモイ部分もあるけど、これを見せたかったのかなあ、、。だとすればそれに固執していればいいものを、なんて思ったりしてみていると、ハハン、これはこうだぞ、と、このミステリー部分のからくりがそのうち見えて . . . 本文を読む
映画化すれば不思議と秀作となる佐藤泰志原作もの。今回は舞台が函館ではなく、東京。これだけで随分違ってきます。東京ではあの函館の行き(生き)遅れ感が出て来ない気がする。
女に捨てられた男とその女に夫を取られた女との不思議な関係です。ちょっと設定が自然ではないような気がします。
①男の家に女が子供を連れて来て生活をするのだが、これが少し腑に落ちない。別にどこかのアパートでもいいわけだ。この時には二 . . . 本文を読む