劇場に入ると壮大な舞台装置。立派です。この劇場によく来るけど、これだけの大道具は稀有です。すごいですよ。俄然、鑑賞欲がもりもりです。
内容は死刑囚を管理している閉鎖空間。そこでは国家に寄与する人々、国家のために死を運命づけられている死刑囚たちがいる。一人の死刑囚と、その他の同様運命者、死刑囚の両親、被害者たちが蠢き渡っている、、。
ミソはその死刑囚が障害を持って生まれてきたという視点です。鋭い . . . 本文を読む
ミステリーの方も新年早々超驚く秀作に出会う。これは4編の短編集。どれもミステリーオタクにはこの上ない至福を伴う内容となっている。僕は度肝を抜かれたかのようにページを繰る。私の顔はほころんでいる。
この阿津川 辰海 っていう人はどう人なんでしょうかね。まだ30歳にもなっていないのにとんでもない読書量。そして何よりその卓越したミステリー的才能。他の作家とは群を抜いているようだ。
この4編、どれも素 . . . 本文を読む