
ミステリーの方も新年早々超驚く秀作に出会う。これは4編の短編集。どれもミステリーオタクにはこの上ない至福を伴う内容となっている。僕は度肝を抜かれたかのようにページを繰る。私の顔はほころんでいる。
この阿津川 辰海 っていう人はどう人なんでしょうかね。まだ30歳にもなっていないのにとんでもない読書量。そして何よりその卓越したミステリー的才能。他の作家とは群を抜いているようだ。
この4編、どれも素晴らしく絶賛するしかないが、僕は映画「探偵(スルース)」が好きなので、この本の題名「入れ子細工の夜」がたまらないほどいい。映画通り、どんでん返し、さらにドンデン、また、、という風にミステリーファンをいたぶってくれる。
ミステリーってやはり素敵だ。
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