今年は映画、96本だから、まあ良く見たと言える年でした。相変わらず自分の心に触れる映画しか評価しない僕は通常の映画評からはずいぶんブレていると思う。
洋画
1位 哀れなるものたち (ヨルゴス・ランティモス) 2位 ヴェルクマイスター・ハーモニー (タル・ベーラ) 3位 熊は、いない (ジャファール・パナヒ) 4位 青いカフタンの仕立て屋 (マリヤム・トゥザニ) 5位 憐れみの3章 . . . 本文を読む
好きな作家だが、でもここまでワクワクしながらページを繰る作品も最近では珍しい。ミステリーだが、本格ものではないし、犯人探しでもないのだが、文字の間から五十嵐の躍動感があふれているのがわかる。
ミステリーで一気感が強いのはそれほど秀作だとお言うことだろう。最初はシリーズが続くと思った妹刑事があっけなく亡くなってしまうのがちょっとした驚きだったが、でもその後登場人物の設定も面白く、五十嵐の才能を十分 . . . 本文を読む
私のような随分と無駄に歳月を過ごして来た人間には、主人公から見据えたまなざし、音、声、人の心の襞はずしんと容易にそのまま自分に入ってくる。見出して15分ほどで私はリリー・フランキーと同化してしまった、、。
夫婦愛、家族愛をテーマにした映画なんだろうけど、恐らくその底辺に流れているのは人間のささやかな営み。人は生まれては死ぬ。そのリフレインの中に、それぞれの人の想いを巡らせ、喜び、悲しみ、驚き、諦 . . . 本文を読む
確かにこういうタイムスリップものはそもそも面白い。映像も展開もよく考えられている。途中だれてくるところで、あれを使うんですね。分かる気もするが、、
でも、あれは勝新太郎が使用して倫理的にもご法度ではなかったのかなあ、、。アメリカでも銃使用事件があったし、映画界で、これを題材にするとはちょっと恐々。でもだからこそ最後の文字通り真剣勝負が燃えてくるんだろうが、ね。
映画の原点の面白さを現代において . . . 本文を読む