鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

宮之浦の史跡

2011-03-20 | 史跡
屋久島の、宮之浦にある史跡をめぐりました。


伊能忠敬は、文化9年(1812年)3月27日から4月25日にかけて、屋久島を測量しました。
それを記念した碑です。唐船橋の左岸のたもとにあります。
屋久島は、伊能が測量した最南端地です。


伊能の碑の近くにある山口神社。
江戸時代から明治時代、屋久杉を伐採するとき、入山安全、作業安全を山の神に祈った神社です。


小さな祠。
島民は、奥嶽を神が棲む所として崇め、嶽参りの習慣がありましたが、山に入る人を見送ったり迎えたりした神社でもあります。


祠の内部。


久本寺。


町指定文化財の、正徳五年銘石灯籠。
対になっていますが、これは向かって右のものです。


同じく町指定文化財の、法華経三千部供養塔。
宮之浦に女性ばかり110人の講があり、その人たちによって建てられたそうです。


寺の近くの道路脇にある西之河(にいのこ)の杉と湧水。
この湧水は、渇水期でも涸れることがなく、人々の飲料水や生活水として利用されてきました。
近くに大杉やアコウが茂り、人々は木陰で憩い、情報交換をしたそうです。
杉の木は枯れましたが、アコウは生きています。


湧水と、その向こうに2本のアコウの木があります。


アコウの木。
コメント (6)
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