大田発電所の堰を後にして上流へ行きます。
大渡橋を下流から見る。
ここには、かつて岩永三五郎が架けた石橋がありました。
大渡橋の碑。この文字は、西郷隆盛が書いたものだそうです。
説明文。
岩永三五郎に西郷隆盛、この石橋は残してほしかったですね。
大渡橋から上流を望む。
少し上流へ行くと、伊集院町大田に報恩寺橋があります。
左岸から見た報恩寺橋。
報恩寺橋から下流を望む。田園風景が広がります。
伊集院の町から妙円寺団地に行く途中にある神之川大橋です。
神之川大橋から上流を望む。伊集院の町が見えています。
橋のたもとに、平野二郎国臣の歌碑があります。
平野国臣は福岡藩士で、西郷隆盛と親交がありました。幕府に追われる僧月照を薩摩まで連れてきます。
西郷、平野、月照は日向へ行くため錦江湾に舟を出し、西郷と月照が身を投げて心中を図り、平野の助けで西郷は息を吹き返しましたが、月照は亡くなりました。
我胸の 燃ゆる思ひにくらぶれば 煙はうすし桜島山
恋の歌と思っている人もいるようですが、平野の国を思う歌です。
今回は、西郷隆盛に関する史跡が二つありました。
神之川源流の旅を一休みします。