薩摩川内市入来町にある栗下の磨崖仏を紹介します。
国道328号の大馬越バス停近くの、国道脇にあります。
国道から階段を登ると、磨崖仏があります。
この磨崖仏は、1687年2月、栗下に住む谷口平兵衛が亡くなった子供の供養のために造らせたものです。
岩を掘り込んで、庇があります。
谷口家では、代々早死にする子供が多かったそうですが、この阿弥陀如来を祭ったら6人の子供に恵まれたそうです。そのため、子供のいない婦人の信心を集めるようになりました。
廃仏毀釈で、多くの仏像が破壊されましたが、この磨崖仏は谷口家が粘土で塗りつぶして難を免れたそうです。
325年間、風化もせず鮮明に残っています。横の「谷口平兵衛」の文字もはっきり残っています。
薩摩川内市樋脇町藤本にある阿弥陀殿の岩仏です。
藤本小学校から市比野に行く道路脇にあります。
自然石に、梵字、仏像、灯籠などを彫っています。この岩全体を仏として、人々の信仰を集めていたと考えられています。
彫られたのは1716年以前だそうです。
はっきりしませんが仏像が彫られています。左下は灯籠。